しかし、これは単なる乳ガンの手術ではなく、「将来乳ガンになる可能性があるから、そうなる前に取ってしまおう」という内容の手術だったそうです。
この人は、乳ガンのリスクが87%あると医師に告げられたことから、遺伝性のガンを予防する措置として、両乳房の摘出手術を受け、結果的に乳ガンのリスクが5%にまで減ったのだそうです。
この手術へと踏み切ったきっかけは、自分自身が母親を乳癌で亡しており、子どもたちに母親を失う経験をさせたくないという思いが強く、ガンのリスクに悩む女性たちに、遺伝子検査で乳房切除手術という選択肢があることを知って欲しかったからなのだそうです。
このニュースが報道されて、世間では英雄視するようなコメントが多数寄せられていましたが、果たしてどうなんでしょう???
確かに、医者に「ガンの発症率には個人差があるが、このままだと乳ガンが87%、卵巣ガンが50%と推定される。」と言われれば、死にたくはないですから、全摘出の手術を選ぶという考えも分からなくはありません。
しかし、まだガンになってもいない健康な体にメスを入れ、摘出してしまうのはいかがなものかと・・。
医学的に詳しくはないので良くわかりませんが、私には間違った選択なのではないかと思いました。
少し調べてみると、この人のお母さんも乳ガンで56歳という若さで亡くなっていました。
そして本人も乳ガンのリスクが高いということは、いわゆる『ガン家系』なわけです。
これは、誰にとっても他人事ではない、とても大きな問題提起をされているように思いました。
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