内田百閒文学賞向け原稿が完成。48枚になりました。5/28(火)342、29(水)300でした | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

内田百閒文学賞向け原稿が完成。

プラス4枚で、48枚になりました。

もう潮時でしょう。

 

昨日も書きましたが、今回、いつも苦しんだ、例の【ストーリー展開の呪縛】から脱する書き方をしようと努めました。

16年間、その展開呪縛と闘い続けてきたのですが、今回、やっと非ストーリーな書き方が確立できたと思います。

もちろん、誤解がないように言いますが、ストーリーはあります。

ちゃんと展開しています。

でも、最初から、こんなあらすじで、という予想に従った書き方ではありません。

書き出したら、ある意味、微妙にズレた、違うストーリー展開になりました。

ある意味、作品の狙い自体は予想もつかなかった、ある〈企み〉を押し込んだものになりました。

さまざまな現代の世相や風俗・文化キーワードが散りばめられた、世界観が示されています。

その意味では、純文学的で、近代文学的。

 

でも、大きな仕掛けによる驚きもあって、その点では〈どうなるどうなるエンジン〉を噴射させてますから、エンタメ的な展開も楽しめます。

まさかと思うような、一挙両得作品でありつつ、内田百閒へのオマージュ作品になりました。

ミラクル、と呼びたい出来栄えです。

 

これで、最終候補に残らないなら、僕の今までの考え方が間違っていたことになりますが、

その場合は、100枚に書き直して、他の純文学賞へ応募しようと決めています。

 

昨日も書いたように、詩で公募コンクールに出すときに、「ユリイカ」「現代詩手帖」「西脇順三郎賞新人賞」を除いて、だいたい、最終候補レベルだなあ、は何となくわかるようになっております。

その基準だ、と、今回のこの応募作は傑作になっているんですね。

 

母親の死を理由、言い訳にして完成を断念したら、後悔するので、それを回避できて、ほんとよかったです。

天国の母への餞になりました。

また、直接的なモチーフとしての、彼女のレクイエム作品は詩でいずれ、内面から出てくると思います。

 

5/28(火)のアクセス数が342、29(水)が300でした。

みなさま、いつもありがとうございます。