紙の本が好きなので、3冊とも買いました。
アイスダンスの村元哉中/髙橋大輔組(かなだい)目当て。記事が載ってて、パラパラめくって少しでも興味を持てば買う、というチョロいファンです
まずはこちら、Number plus。
メインの記事は松原孝臣さん、田村明子さん、野口美惠さんの御三方。
シーズン総集編なので、北京五輪の出場だけが掲載の基準ではないみたい
五輪出場してない友野くんや宮原さん、紀平さんの記事もあるし、アイスダンスではかなだいだけが掲載。
海外選手は、単独の記事はネイサンだけでした。ロシア女子とトゥトベリーゼコーチについては、国際情勢込みでのまとめ記事があります。
かなだいの記事は田村さんの執筆。ズエワコーチのお言葉も交えつつ、世界選手権を中心に今季を振り返る、充実したテキストでした。
世界選手権翌日の記者対応での二人の言葉も多く紹介してくれて、初めて知る発言も複数。記者さんたちを爆笑させている大輔さんの様子が目に浮かびます
ネイサン・チェン選手の記事も興味深かったです。
アルトゥニアンコーチが、4年前の平昌五輪での失敗について語っています。リベンジした今だからこそ話せる、ということなのかしら。五輪の重圧に押し潰された、というだけではなかったんですね…。
クレバーで謙虚、いつも朗らかなネイサンの秘めた闘志と、重ねた努力をうかがわせる記事でした。
これも田村さん。海外コーチへの取材力はさすがですね。
鍵山くんと、体操の白井健三くんの対談記事も面白いです!空中での感覚、技の配置、新技の覚え方…と、体操とフィギュアでの共通点は結構多くて、鍵山くんには嬉しい驚きだったみたい。
構成は野口さん。
白井くん、豪快な技と爽やかな笑顔が好きで、引退も寂しかったのですが、新しい道でも活躍していて嬉しいです
坂本花織さんの記事も丁寧で良い感じ(松原さん執筆)。お写真も素敵。
北京五輪から世界選手権への苦難の道のりと、コンディションを回復させた食べ物の部分が印象に残りました。そういえば坂本さん、平昌五輪の後も、その食べ物の話をしていたような…。ほんとに好きなんですね
今後への意欲も語ってくれてて頼もしいです。ガンバ!
無良崇人さんと本田武史さんによる、羽生くんの4回転半チャレンジを分析する対談も良かったです。ジャンプの助走について、ここまで細かく語った記事は初めて見ました。よくわからないながらも、ジャンプ技術の奥深さに触れた気になれます。
他にも 友野くんのエキシビへの思いとか、紀平さんの今シーズンの怪我の状況の詳細とか、読み応えのある記事が多かったです。
次はこちら、Sportivaです。こちらもシーズン総集編。
この雑誌の(私にとっての)見どころは、ひたすらにかなだいのインタビュー記事。
シーズンの振り返りや自分たちの演技の分析、スケート靴の調整などを、お二人が分かりやすく話してくれてます。
特に、リフトに関するお話が面白かったです。その部分の筋肉を使うのか!とか、リフトされる側も大変そうだとは思っていたけど、そんな苦労があったとはとか。
こちらはタイトルに「日本フィギュアスケート」とあるとおり、日本の選手をまんべんなく取り上げています。島田麻央さんとか三浦佳生くんとか、若手の紹介もありました。
最後はこちら、FIGURE SKATERS Plus。
テキストも、競技成績を中心に、短いけれどきちんとまとめてくれてます。
かなだいは今シーズンの、NHK杯以降の4試合のお写真。2013年世界選手権の大輔さんの写真もあり。
ソーラン節の躍動感と、バヤデールの美しさに目が釘付けです
エキシビションや記者会見、表彰式のお写真も、お二人の笑顔が素敵。
昌磨くんの写真はカッコよいものも可愛いものも、とっても充実しています。ボレロの衣装、良いなあ。あの金色の、植物の模様が好きなんですよ。
三浦/木原組は枚数少なめですが、世界選手権表彰式後の写真が素敵でした。
最後に少し、スターズ・オン・アイスの写真もあります。
田中刑事くんの写真が1枚だけどあったのが嬉しい。
実は4月9日(土)の昼に観に行きました。かなだい始め皆さん凄く良かったのですが、特に刑事くんの素晴らしさには驚きました。演目は写真と同じ『ブエノスアイレスの春』。
ダイナミックだけど神経が隅々まで行き届いていて、全体に質のよさとか高級感とかが感じられる演技。こんなに凄いスケーターだったとは!と、今までの自分の目の節穴ぶりを反省。
当時は引退発表前だったけど、プロスケーターとしての決意と意欲が出てたのかな、と今になって。
コーチとの二刀流、頑張ってください!