「傷」~邦銀崩壊~


っていう本を読んだ。

ちょうど山一證券が倒産したときとか、銀行の再編成が

行われてた時代の話なんだけどね。

姉からもらったまま1年ほど開いてなかったんだけど、読了。


うーん。。。。まあ、いいんだけどね。

邦銀がギリギリのバランスで必死に自分の会社を

守っている中、外資が虎視眈々と買収を狙うっていう話なんだけど。

その核が外資証券のバリバリの日本人のキャリアウーマンって

いう話。


銀行の態勢とか、外資の考え方とか、社風とか。

そういうのは参考になる。

ストーリー展開は読めちゃうけど、結論は嫌いじゃない。

結論は、彼女も日本人で邦銀を救いたかったってこと。

そういう愛国心はいいよね。


でも、日系だったらどこもそうなのかもしれないけど

古い体制なんてどこでもあるでしょ、まだ。って思う。

特にうちの銀行なんて保守的だから

なにか新しいことをしようなんてもってのほか。

預金の金利UP以外で先駆けて何かをするなんてないね。

絶対二番煎じ。

現場もやたら負荷がかかるばかりで本部は頭でしか

考えてないし。


言い出したらきりがないけど

辟易するけど

そこに私は食べさせていただいてるのも事実。

温室育ちなのも事実。

日系だからその月に結果が出なくても何も言われないのも

事実。

。。。

助けられてます。

愛社精神ってさ、必要じゃないかもしれないけど

あった方が断然仕事の熱の入れっぷりが違いますよね。

と、考えつつも日々の生活のため働く私です。


そして異動する上司のために

メッセージカードの集計と写真撮ってアルバムつくりと、

プレゼントの手配と、歓送迎会の幹事をしてる私でした。

これも古き良き時代の・・・・