ブライアン・ウィルソンの訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
僕がビーチ・ボーイズを熱心に聴くようになった頃は、もちろんネットなどなく情報も少なくて、ブライアンは廃人同然というような話もあったのだが、そんな中ソロ・アルバムが発表され、とても驚いたことを覚えている。
歌声は大きく変わっていたものの、間違いなくブライアン・ウィルソンだった。
その少し後くらいか、西新宿のブート屋には、「スマイル」の没テイク集やら、ブライアンのソロ用のお蔵入り音源などが並んでいた。
しばらくしてデビュー前の音源を含んだオムニバスが出たこともあった。
最後に彼を見たのは20年くらい前で、当時でもご老体という感じだったが、表情は少年のようだった。
ずっと心の中で仰ぎ見てきたポップ・ミュージックの巨匠を、ただ遠くからぼんやりと眺めていたように思う。
ビーチ・ボーイズの曲で一番好きなのは「ファン・ファン・ファン」かもしれない、ということは、これまで色々なところで発言してきた。
ロックンロールの、ポップ・ミュージックの最高到達点の一つではないだろうか。
一番最初に好きになったのは「サーファー・ガール」のような気もする。この曲からはたくさんのことを学んだ。
「イン・マイ・ルーム」も気に入ったりして、ただ、このあたりの記憶はあやふやである。
世の中的には「ペット・サウンズ」と「グッド・ヴァイブレーション」が最高評価で、それはそれで結構だけれども、僕はそれと同じくらいかそれ以上に初期の作品がとても好きだ。
素晴らしい曲が多すぎて書き出すとキリがないのでやめておく。
あらためて、ブライアン・ウィルソンさん、ありがとうございました。

