ホンダ、2040年までに新車はBEV・FCVにするというニュースを深掘り ~軽もBEV!~ | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

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みなさん こんばんわ。

 

さて、気候サミットもありその手の話題が多いわけですが、

そもそも2050年にカーボンゼロとパリ協定の流れに沿った発表をしている日本が、

2030年に13年比64%と発表してもある意味ゼロに向かう過程なわけなので、

「できないとあかんやろ」・・と思うわけですが、ここでも働かない理由を並べる思考の意見が目立ちますね。

まぁ、セクシーな方がちょっとズレてるとは思いますが、それはそっとしておきましょう。

 

そんな感じで何処の陰謀でも企みでもなく、パリ協定による取り組みであるこれら。

その枠組みくらい復習してもいいんじゃないの?・・と思うわけで。

 

電気自動車についてもパリ協定の「2020年からの取り組み」に合わせてきたのでラッシュになってるわけで、

その点をきっちりと示さないのもなぁ・・と感じます。

 

間違ってもヨーロッパで5%台のシェアを持つトヨタをその他9割以上のメーカーが潰しにきてるわけではないですから。

誤解なきよう。

 

そして昨日ホンダが「2040年までに新車販売をBEV・FCVにする」と発表がありました。

これは企業の向き合い方として正解であると思います。

なにせ環境問題において内燃機は「ガスを出さないでいいならそっちのほうがいいじゃないか」で進んでますから。

光化学スモッグなどの大気汚染や粉塵問題、そして花粉の問題なども軽減しますし、

それら由来の病気の低減も言われてますからね。

 

電気については再エネが前提ですが日本が発表している「2040年に洋上発電で原発30-45基分を発電」はかなり強烈。

2050年に再エネ割合を60%程度まで引き上げる予定の日本ですから、それが軌道に乗れば輸入に頼らないエネルギーが確保できることとなり、これまた世界のエネルギー利権の流れが変わっていくわけで。

 

資源のない日本にとってはいいことです。

ちなみに日本の洋上風力のポテンシャルは原発500基分とも一説では言われていますので、ほんとに期待したいところ。

 

それを前提にした場合、ホンダの2040年という期限の切り方は日本の市場でも世界の流れでも十分に合わせていける事だと思います。

 

 

ちなみに私はホンダ党でした。

バリバリのVTEC乗りだったので、エンジンのホンダ・・というイメージは当然ありました。

・・が、もう一つの特徴が。

足、いいんですよね。ホンダって。

 

ホンダはアシモなど変わったことをやる会社ですが、そのホンダがBEVを乗用車でしかけてくるとなると、

非常に期待ができるんですよねぇ・・

 

もちろんホンダeのRRレイアウトは必須ですが、ホンダが作れば鬼曲がりなセッティングと優れたサスペンションのジオメトリー

を与えてくるはずです。

 

となれば、ホンダらしい「曲がって胸のすく加速のBEV」が期待できます。

 

 

まぁ、ちょっと気になる点もあるんですが、この発表を悲観的に見る必要は一切ないかと。

むしろ、かつてのホンダのイメージが戻る可能性が。

深掘りはしませんのでお察しを。

 

 

そんなホンダですが、発表の内容は・・

 

"Hondaは、自動車メーカーの責任として、"Tank to Wheel "ベースのカーボンフリー目標を達成するために、電動化が進んでいるすべての主要市場を合わせた総販売台数に占める電池自動車(EV)と燃料電池自動車(FCV)の比率を、2030年までに40%、2035年までに80%、そして2040年までにグローバルで100%にすることを目指します。

これらの目標はチャレンジングなものであり、達成するためにはバリューチェーン全体の努力が必要です。

しかし、私たちは、全員が達成しようとするビジョンを共有し、目標の実現に向けてチャレンジしていくために、高い目標を設定することにしました。"

 

 

実にホンダらしい宣言です。

 

 

各市場向けの計画はこの通り。

 

北米

  • 北米では、  EV / FCVの販売台数比率を2030年までに40%、2035年までに80%、2040年までに100%を目指します。
  • GMとの提携を戦略の柱のひとつとして活用し、両社のそれぞれの強みを活かしながら、北米での電化を効率的に追求していきます。
  • ホンダとGMは 、GMのUltiumバッテリーを使用した大型EVモデルを共同開発しており、ホンダブランドとアキュラブランドの2024年モデルとして北米市場に投入する計画となってます。。
  •  ホンダは2020年代後半から、ホンダ主導の新しいEVプラットフォームであるe:Architectureを採用した一連の新型EVを発売する。これらのEVモデルは、 最初に北米市場に導入され、次に世界の他の地域に導入されます。

 

 

中国

  • 中国では、EV / FCVの販売台数比率を2030年までに40%、2035年までに80%、2040年までに100%を目指します。
  • 中国では、現地の資源を活用したEVモデルの導入を進めており、今後もこの取り組みをさらに加速させていきます。
  • 5年以内にホンダブランドのEVモデル10台を投入する。10モデルの最初のモデルとして、ホンダSUV e:prototypeをベースにした量産モデルが2022年春に発売される予定です。
  • 電動車両のコアコンポーネントであるバッテリーの供給については、CATLとの連携強化など、地域資源の活用をさらに推進していきます。

 

日本

  • 日本では、EV / FCVの販売台数比率を2030年までに20%、2035年までに80%、2040年までに100%を目指します。
  • ハイブリッド電気自動車も含め、自動車販売台数の100%を2030年までに電動化するよう努めます。
  • 2024年にKカーセグメントにEVモデルを初めて導入するなど、ハイブリッド車とEVモデルの両方で軽自動車の電動化を進めていきます。
  • 電池の調達については、日本国内での「現地生産・現地調達」の実現に努め、国内産業の成長にも貢献していきます。
  • モビリティサービス(MaaS)では、2020年代半ばにホンダがGMやCruiseと共同開発している電動自動運転車「CruiseOrigin」を日本のMaaS市場に投入することを目指しています。そのため、今年から日本での試験開発を開始します。

 

 

 

注目のポイント

 

・GMのUltiumバッテリーを使用した大型EVモデルを共同開発

・新しいEVプラットフォームであるe:Architectureを採用した一連の新型EVを発売

・ハイブリッド電気自動車も含め、日本の自動車販売台数の100%を2030年までに電動化

・2024年にKカーセグメントにEVモデルを初めて導入する

 

 

ホンダはGMと組んでますが、これらのBEVがどのような展開となるのか?

e:ArchitectureのBEVとそれらの住み分けは?

軽自動車、やっちゃうのね!

 

 

ちなみに中国市場は現地合弁会社で地産地消モデルとなるので、内容は無視していいと思われます。

 

 

 

そんな感じですが、ホンダのチャレンジスピリッツがなんとなく感じられ、ちょっとワクワクしている自分がいます。

しかもしっかりと絵をかけてるわけで。

 

 

しかも軽はどうするんだ!・・に一石を投じるわけで、その動きに注目ですね。

 

 

 

ちなみに海外メディア曰く・・

 

ホンダは、日本の自動車メーカーであるトヨタと同様に、内燃機関の次の代替品として燃料電池の水素に長い間賭けてきました。

技術的には、燃料電池は電気モーターに動力を供給するため、燃料電池水素自動車は電気自動車と見なされます。

ただし、水素サプライチェーンは化石燃料産業に大きく依存しています。

それは間違いだと思います。

現時点では、水素燃料電池車が乗用車の二次電池式電気自動車と競争できないことは明らかだと思います。

その上、ホンダのバッテリー式電気自動車のほとんどは、10年後まで来ないようです。

三部CEOが前任者よりも電化に積極的になっているのは嬉しいですが、この計画は遅すぎると思います。

ホンダは2030年までに40%の電化販売を計画しているだけでは苦戦するでしょう。」と。

 

 

まぁ、そうですよね。

 

 

海外勢はパリ協定の取り組み開始の2020年に合わせて動いてきてその後の計画も早いわけで。

なので、これらの発表は2~4年前にあってもいいようなものなんですよね。

でないと海外勢においていかれるわけで。

 

日本メーカーが遅れていると言われるのはこの点なんですよね。

 

はたして巻き返せ・・いや、追いつけるんでしょうか?

 

 

 

 

そんな感じですがトヨタの水素エンジン云々は海外でまったくニュースで出てないです。

理由は海外メディアの考え方を上に書きましたので言うまでもないでしょう。

 

あれ、水素脆化があるからエンジン耐久性に難アリだと思うんですよねえ

あとBEV以上にインフラの問題あるし、水素って理論空燃比で燃やした際の発生エネルギーがガソリンの半分くらいなんですよねぇ・・・

水素水みたいな話にはならんと思いますが(意味深

 

 

ということで、今日はここまで。

 

 

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時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。

新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。

 

 

 

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