コロナウイルス 、発症した場合の傾向などなど (2020.0221,現在) | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

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自動車や自転車や色んな事について思ったままに書いている
ブロガー&フリーモータージャーナリスト&考察屋のブログです。

 

 

 

みなさん こんにちわ

前半は私の小言なのでタイトルの件は中盤の横一直線以降をどうぞ。

 

 

 

なんかね、コロナの報道がなんともバイアスかかりすぎておかしいんですよ。

テレビなんかは不安を煽っているだけ。

すべきは現状報告と対策など間違いないことだと思うんです。

 

どことは言いませんが、ただただ煽って話が着地せず、

回って回って結局「え?なにが言いたいの」なのが多いです。

 

そこに出ているセンセも最初と間と最後で言ってること変わるし。

 

あと印象操作がひどい。不安を煽るのもそうだけど。

これらの結論に政権批判が入るんですよ。

 

極端なこと言いますが、今それいります?

総括で検証して云々だったらわかりますが、まだ現在進行形ですし、

相手は普通のウイルスでないんですよね。

 

でもって、WHOがクルーズ船は日本に含まない・・と言ってるのに加算して

「中国を除けば日本が一番多いんです!」とかね

 

今、頑張ってくれてる医療従事者等がいるんですよ。

ある意味、体張って最前線にいるわけで。

なんでもそうですが、検証なく真実はわかりませんわな。

それをやってくれてるのに蚊帳の外から

「本当にやり方は正しいのか?」とかっていかがかと。

 

少なくとも外野よりは正しい判断をお持ちだと思いますよ。現場は。

 

 

で、クルーザーが英国籍である点もどこも突っ込みませんし。

これがいろんな意味でスムーズにいかない点でもあるんですよね。

 

なお、日本ってのは国際社会の一因として動いているわけです。

独裁国家でも共産国家でもありません。

なので今までの対応はWHOが発表する内容を前提に動いてるわけです。

そのWHOは中国忖度が言われてますが、明らかにレベルを引き上げるのが2ヶ月遅いんですよ。

昨年12月には中国で発生してるんだし。

その中国からの結果がそもそも怪しいんですが、それを元にWHOがどうするか発表してるんです。

日本の入国規制も早い方なんですよ。

それが国際社会の中で裏付けなしに突っ走って規制した場合、どう思われますかね?

 

そういう時系列があって、いわば手遅れ状態で事が進んでるんですよ。

 

これ、日本悪くないですわな。

前提・時系列抜きで好き勝手に言ってるように感じます@メディア

 

 

 

昨日も書きましたが、それらの真実ってのは数日後に判明するので、

脊髄反射しないのがいいんだろうなぁ・・と思ってますが、

鵜呑みにせず個々がきっちり判断していく必要があると思います。

 

 

昨日はそ客観的に見て「プライド高い人が排除された憂さ晴らしに動画あげた」みたいなのがありました。

動画は消されたそれはまだワイドショーやニュースで使われてるわけです。

で、消されたのに「専門家がこう言ってます!」というわけです。

 

なんかね、震災の時の「専門家」と同じ匂いがするんですが、

現在、WHOはクルーズ船で隔離を後から評価してるんですよ。

後からで手のひらくるくるって感じですけどね。

 

なんにしても情報は精査していかないといけませんよ。

受け取り側が。

 

これが「有事のパニック状態」とも言えますが、だからといって

不安を煽り、その結論が政府批判ってのはおかしいと思いますよ。

 

そうそう、予算にコロナが含まれてない云々とありますが、

じゃあ、今はどの予算でしてるんでしょうね?

もともと含まれてると思うほうが正しいし、それで足りなければ補正予算組みますやん。

ほんと、鵜呑み脊髄反射はあきません。

 

 

 

 

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ここからがタイトルの件

 

 

さて、そんな感じですがプライドへし折れた承認欲求が強い人の動画のおかげでいい情報を発見できました。

 

クルーズ船の対応に従事されている高山義浩先生のFBです。

 

それについて転載します。

※自由にお使いくださいとのことです。さすがです。

 

2/10以降の投稿が非常に参考になります。

 

 

【例の動画についての説明】

 

岩田 健太郎先生の動画(コメント欄にリンク)を拝見して、まあ、「岩田先生らしいなぁ」と思いつつ、

あまり気にしていなかったんですが、しっかり炎上しているようです。

 

岩田先生をご存じない方々には、ちょっと刺激が強すぎたのかもしれません。

ただ、下船していく乗客の方々、現場で頑張っている方々を追い詰めかねない内容なので、

事実は事実と認めつつも、動画のなかに登場する当事者として、

勘違いされていること、抜けているところは修正させていただきたいと思います。

 

>1日で追い出されてしまいました。

事実です。正確には、船内におられたのは2時間弱ですね。

ご覧になったのは、ラウンジ周辺のみと認識しています。

 

>厚労省で働いている某氏から電話がきて「入ってもいいよ」と、「やり方を考えましょう」ということでした。

これ、私ですね。

ただし、「入ってもいいよ」とは言ってません。

その権限はないので。ただ、「やり方を考えましょう」とは申し上げました。

そして、環境感染学会が活動していたので、そこを通じてなら活動できるかもしれませんとアドバイスしました。

でも、申し込むも(しばし放置されたのちに)断られたとのことでした。

 

>DMATのメンバーとして入ってはどうかというご提案を厚労省の方からいただいた

これ、私です。その通りです。

 

>DMATの職員の下で感染対策の専門家ではなく、DMATの一員としてDMATの仕事をただやるだけだったら入れてあげる

これ、私。

ただし、「入れてあげる」とは言ってません。

その権限はないので。

ただ、「DMATとして入る以上は、DMATの活動をしっかりやってください。

感染管理のことについて、最初から指摘するのはやめてください。信頼関係ができたら、

そうしたアドバイスができるようになるでしょう」と申し上げました。

というのも、現場は乗客の下船に向けたオペレーションの最中であって、

限られた人員で頑張っているところだったからです。

 

そうしたなか、いきなり指導を始めてしまうと、岩田先生が煙たがられてしまって、

活動が続けられなくなることを危惧したのです。

まあ、クルーズ船とは特殊な空間ですし、ちょっと見まわしたぐらいでアドバイスできるものではないとも思ってました。

 

もちろん、岩田先生の豊富な経験を否定するものではありません。

ただ、DMATや自衛隊、検疫所など多様な組織が重層的に活動している特殊な環境ですから、

まずは慣れていただくことを優先するよう私は求めたのです。

 

>「分かりました」と言って現場に行きました。

というわけで、岩田先生は約束してくださいました。

 

>DMATのチーフのドクターと話をして、そうすると「お前にDMATの仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし、お前は感染の仕事だろう、感染の仕事やるべきだ」という風に助言をいただきました。

 

これ事実です。

岩田先生は、これで自分は感染対策についての活動ができるようになったと理解されました。

ただ、船には、DMATのみならず、厚労省も、自衛隊も、何より船長をはじめとした船会社など、

多くの意思決定プロセスがあります。

その複雑さを理解されず、私との約束を反故にされました。

せめて、私に電話で相談いただければ良かったんですが、

そのまま感染対策のアドバイスを各方面に初めてしまわれたようです。

結果的に何が起きたか・・・、現場が困惑してしまって、あの方がいると仕事ができないということで、

下船させられてしまったという経緯です。

もちろん、岩田先生の感染症医としてのアドバイスは、おおむね妥当だったろうと思います。

ただ、正しいだけでは組織は動きません。とくに、危機管理の最中にあっては、信頼されることが何より大切です。

 

 

>アフリカに居ても中国に居ても怖くなかったわけですが、ダイアモンドプリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました。

 

これは岩田先生の感受性の問題ですから、否定するつもりはありません。

また、船という特殊な閉鎖空間において、新興感染症が発生しているわけですから、怖くないはずがありません。

ただ、そのなかで継続して頑張っている人たちがいることは、ぜひ理解してほしいと思います。

ちなみに、私は明日も船に入ります。

課題は多々ありながら、これまで少しずつ改善させてきました。

まだまだ改善の余地はあります。ただ、乗客がいる以上は逃げ出すわけにはいかないのです。

少なくとも全てのオペレーションが終わるまでは、乗客を下船させて地域に、世界に放つわけにはいきませんでした。

 

最優先事項は身を守ることだと感染症医の端くれとして私も思いますが、

2週間にわたり船のなかで頑張っている人たちは、乗客を支えながら日本と世界を守ることを最優先としているのです。

そういう事態になってしまったことについて、政府を批判することは構いませんが、

解決を与えないまま現場を恐怖で委縮させるのは避けてほしかったと思います。

逃げ出せない以上は・・・。

 

 

>ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別かつかない。

 

感染症医として「グチャグチャ」と表現されるのは、分からないこともありません。

でも、この表現はゾーニングがまったく行われていないかのような誤解を与えます。

しかしながら、実際はゾーニングはしっかり行われています。完全ではないにせよ・・・。

 

たしかに、先進国の病院であれば、あるいは途上国でセットされるNGOや国際機関による医療センターであれば、

もっと洗練された感染対策が実施されるでしょう。

でも、いきなり、約3700人の乗員・乗客(しかも高齢者が多い)において新興感染症が発生した船舶・・・ というミッションは極めて複雑なのです。

私は海外でのNGO活動に関わったことがありますし、現在も国際NGOの理事を務めていますが、

どんなNGOであっても、あるいは国際機関であっても、これが混乱状態から始まることは避けられないでしょう。

 

この2週間が反省すべきところがなかったとは言いませんが、ここまで現場はよく頑張ってくれたなと私は思います。

精神論と嘲笑されるでしょうが・・・。

 

 

>検疫所の方と一緒に歩いてて、ヒュッと患者さんとすれ違ったりするわけです。

さすがに、これは違います。

そのような導線にはなっていません。

患者ではなく、乗客ではないかと思います。乗客ですら、そのようなことは稀だと思います。

 

 

>話しましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。

 

感染症医はコンサルタントとしての能力が求められます。

それは聞いてもらう能力でもあります。

私は聞いてもらえなかったとき、相手がダメだとは思いません。

自分の説明の仕方が悪かったと思います。

 

 

>でも僕がいなかったら、いなくなったら今度、感染対策するプロが一人もいなくなっちゃいますよ

これは間違いです。

毎日、感染症や公衆衛生を専門とする医師が乗船して指導しています。ご存じなかったんだと思います。

まあ、ご自身に比べればプロのうちに入らないと言われると、返す言葉もありませんが・・・

 

 

>シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

シエラレオネにおいて、先進国が運用する医療センターのことだと思います。

最貧国の市中病院の感染管理の悲惨さと同一視させることのないようにお願いします。

 

 

 

>エピカーブというのがあるのですが、そのデータを全然とっていないということを今日、教えてもらいました。

これ間違いです。

岩田先生のせいではありません。教えた人が知らなかったんでしょうね。

感染研がエピカーブを公表しています。

新たな報告を加えてバージョンアップされるでしょうが、すでに公表してますし「全然とっていない」わけではありません。

 

 

以上、私なりに感じたことを述べました。

見解の相違もあれば、私が間違っているところもあるでしょう。

ぜひ、ご指摘ください。

ともあれ、私は岩田先生の「志」を否定するつもりはありません。

クルーズ船の対応についても教訓としていけるよう、きちんと検証して活かしていくべきです。

 

そもそも、こんなことは初めての取り組みです。

失敗がないわけがありません。

それを隠蔽するようなことがあれば、それは協力してくださった乗客の皆さん、仕事を放棄しなかった乗員の方々、自衛隊の隊員さんたち、そして全国から参集してくれた医療従事者の方々を裏切ることになります。

 

ただ、いま私たちの国は新興感染症に直面しており、このまま封じ込められるか、あるいは全国的な流行に移行していくか、重要な局面にあります。

残念ながら、日本人は、危機に直面したときほど、危機そのものを直視せず、誰かを批判することに熱中し、責任論に没頭してしまう傾向があると感じています。不安と疑念が交錯するときだからこそ、一致団結していかなければと思っています。

 

 

 

以上。

この文面を見て理解できない人はいないと思います。

 

 

 

【新型コロナウイルスの典型的な臨床経過】

 

 

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床像について、おおむね分かってきました。

敵を知ることで、戦い方も見えてきます。

そのための封じ込め(時間稼ぎ)でしたから、まずは発生初期における目的に至ったと言えます。

次は流行の立ち上がりに向けて、個人、家庭、学校、施設、病院、事業者・・・ それぞれに必要な備えをとりましょう。

 

新型コロナに感染したときの臨床像は、2つのパターンに分けられます。

 

まず、風邪症状が1週間ぐらい続いて、そのまま軽快するというもの。

 

この経過をとる人が大半です。

新型コロナといっても、重めに発症するわけではありません。

ほんとに風邪です。ただ、普通の風邪は2,3日で治りますが、新型コロナだと長引くのが特徴です。

 

次に、風邪症状が1週間ぐらい続いて、倦怠感と息苦しさが出てくるもの。

 

体がむくんだり、下痢が重なる人もいるようです。高齢者や基礎疾患のある方において、この経過をとる人が多いのですが、健康な壮年層にも見られることがあります。一方、この経過を子どもがとることは極めて稀とされています。

 

 

感染してから発症するまでの潜伏期間は5日(1-11日)ぐらいで、入院を要するほどに重症化するのは、さらに10日(9.1-12.5日)経ったころだと見積もられています。感染力が強いのは、発症から3~4日目ぐらいだと考えられていますが、重症化すると感染力も維持されて院内感染を引き起こしやすくなっています。

 

若者と高齢者で臨床経過が異なるので、重症化率と致命率についても世代別に考えた方がよいと思います。

いまだ、世代別の疫学報告はありませんが、私個人のざっくりとした印象で言うと・・・、

若者の重症化率と致命率は、統計的に見れば、ほぼゼロ%でしょう。

一方、感染した高齢者の1割ぐらいが重症化して、1%ぐらいが死亡するのではないかと感じています。

 

これは、やや甘めの見積もりであって、要介護高齢者や入院患者では、さらにリスクが高まるものと考えてください。

 

 

というわけで、これから私たちは何をすべきか。

もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。

むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。

つまり、高齢者や基礎疾患のある人に感染させないようにしましょう。

そして、院内感染を防ぎましょう。これに尽きます。

なお、基礎疾患のある人とは、糖尿病や高血圧、腎臓病など慢性疾患があって、定期の内服薬を要する人だと考えてください。

以下、これらの方々をハイリスク者と呼びます。

 

ハイリスク者がいる家庭では、ウイルスを外から持ち込まないように、玄関先にアルコールを置いて帰宅時の手指衛生を徹底してください。

アルコールが手に入らないなら、おしぼりでもいいです(やらないよりはマシ)。

とにかく、ドアノブなどあちこちを触ってから、洗面台に行っても手遅れだってこと。

 

同居する家族が風邪をひいたら、ハイリスク者と接触しないよう症状が治まるまで家庭内で隔離してください。

そして、風邪をひいている人が部屋を出るときは、マスクを着用させて、アルコールで手指衛生をしてください。

部屋の外では、できるだけ余計なものは触らないこと。

トイレに行った後は、触った場所をアルコールを染みこませたペーパータオルで拭うこと。

お風呂は最後に入ること。

バスタオルは絶対に共用しないこと。

 

 

こうした対応を発症してから7日間は頑張ってください。

 

それが困難であるなら、一時的にハイリスク者を親族の家などに疎開させることも考えてください。

 

 

なお、風邪症状に過ぎないのに新型コロナかどうかを確認するためだけに、救急外来を受診することは避けてください。

そこには、体調を悪化させたハイリスク者がたくさん受診しているのです。

彼らへ感染させないように協力してください。

また、救急外来には新型コロナの重症患者もいるかもしれません。

あなたが「ただの風邪」だったとしても、救急外来を受診することで新型コロナに感染して帰ってくることになるかもしれません。

 

流行期には、ハイリスク者の方々が人混みを避け、なるべく自宅で過ごしていただくことも大切ですね。

感染リスクのある病院に行く回数を減らすためにも、1カ月おきの外来受診を3カ月おきなど、長期処方とともに予約延長してもらうことも考えられます。かかりつけの先生に相談してみてください。

 

高齢者施設の感染管理は極めて重要です。

100人の入所者がいる施設で新型コロナがアウトブレイクした場合、30人以上が発症し、10人以上が救急搬送を要して、数人がお亡くなりになるというイメージが必要です。

このような事態を避けるためにも、全力で感染管理に取り組みましょう。

まず、外から持ち込ませないこと。流行期にあっては、原則として面会はすべて中止。

物品の搬入なども玄関先で行います。どうしても入らなければならないのなら、玄関先でアルコールによる手指衛生を行って、トイレも含め共用の場所には立ち入らないように求めます。

 

職員についても、当然ながら玄関先で手指衛生。

そして、毎朝の検温と症状確認を自己申告ではなく、管理者による指差し確認を行います。

もし、軽微であっても症状があれば、絶対に休ませてください。

絶対にです。勤務中であっても症状を認めたら、絶対に休ませてください。

もう一度言います。絶対にです。

 

 

なお、流行期においては、出勤できる職員数が半減することも想定しなければなりません。

このとき、すべての業務を継続させようとしたり、現場の判断で場当たり的に仕事をさせるのではなく、優先的に継続させるべき中核業務を決定しておくことが必要です。

入居者の協力のもと、どこまで業務をスリム化できるかが勝負です。

 

一方、悩ましいのは通所サービスですね。ここでの感染管理を徹底することは不可能でしょう。

デイケアやデイサービスをどのように運用するのか・・・。最善の方法は、流行期にはすべて休止させることです。

 

もちろん、その分、訪問系サービスを充実させる必要があります。

通所サービスの職員に、利用者宅を巡回させるなど工夫してください。

これは事業者だけで解決できる問題ではないので、市町村が主導するなどして、どうすべきかを急ぎ話し合っていただければと思います。いま、話し合ってください。

 

 

 

以上

 

やっぱり体力をつけるのと予防は大事ですね。

 

 

 

【医療需要が供給を上回る可能性に対応するためには】

 

医療需要が供給を上回る可能性に対応するためには、介入目的を以下の3つに分けて考えるのがいいと思う。

 

1)封じ込めて流行開始を遅らせる

まさにいま、新型コロナを指定感染症にしてやってること。

すなわち、できるだけ感染者を捕捉して、入院勧告をかけて、濃厚接触者を外出自粛させるというもの。

 

これ単独では、総感染者数を減らすことも、ピークを下げる効果も期待できないが、時間稼ぎで何かを待っているなら有効である。たとえば、ワクチン、予防薬、治療薬とかだが、新型コロナに関しては期待できそうもない。

 

ただ、もともとコロナは冬風邪ウイルスなので、夏が来ることで鎮静化を期待するという、一種の神頼みのような戦略はあるかもしれない。ちょっと役所としては言えないけど・・・。

 

 

2)感染拡大の速度を穏やかにする

日頃の感染対策をしっかりやるよう呼びかける。

すなわち、咳エチケットや手指衛生の徹底、症状のある人の外出自粛やマスク着用。

 

もっと強めに公衆衛生学的介入を試みるなら、集会・スポーツ大会等の開催自粛、必要に応じて学校の臨時休業、不要不急の外出自粛の要請、時差出勤や自転車・徒歩による通勤要請、さらには映画館やショッピングモールなどへの事業縮小の要請などが考えられる。

 

もちろん、どこまでやるかの話なんだけど、これらは一定の効果が期待できるし、日本人はしっかり団結してやる傾向がある。

 

あと、大切なのは、高齢者施設の感染管理をしっかりすること。

これだけで、散発的なアウトブレイクを抑止し、医療機関への負荷もかなり減らせるはずだ。

具体的には、流行期における施設訪問を制限すること、従業員については毎朝の検温と症状確認を行って、疑わしい場合には仕事を休ませることなどが挙げられる。

 

 

3)流行極期における受診数を減らす

まず、重症者は救急外来、軽症者は診療所を受診するよう住民を啓発する。

診療所の診療時間を延長するなどして、夜間や休日であっても軽症者が診療所を受診できるよう医師会を通じて要請する必要がある。

また、軽症者が安心して自宅で療養できるよう、電話相談窓口を設置するなど「見守られている」と実感できるようにする。

 

医療機関における滞在時間を短縮するためにも、どのようなケースで採血すべきか、レントゲンを撮影すべきかなど、軽症者対応の診療ガイドライン(いかに重症者を見逃さないか)も整備した方がよい。

 

次に、入院を要する患者をできるだけ減らす戦略をとる。

これで救急外来の受診数は減らせるし、病床も確保しやすくなる。

新型コロナに関して言えば、高齢者や基礎疾患を有する者をいかに守るかに尽きる。その方法は2)で述べた。

入居者の外来通院について、一時的に訪問診療により集約化するなど、病院に行かなくても済むような方法を地区医師会とのあいだで申し合わせることも考えられる。

 

原則として、すべての病院において新型コロナの入院医療を行うことなど、オールジャパンで取り組むことを確認することが前提。

そのうえで、入院医療の治療効果を最大化するため、重症者対応の診療ガイドラインを整備する。

重症化因子、画像所見、鑑別診断、治療戦略(ロピナビル・リトナビルを投与する基準)など。

 

また、ECMOを要するなど、とくに専門的な対応が求められる重症者の受け入れ体制の把握と調整についても、事前に行っておかなければ病院医療が非効率化し、死亡者を増やす結果にもなりかねない。

 

なお、持病のある方々に対して、医師の指導を守って内服し、規則正しい生活を送り、生活習慣病のコントロールを保っていただくことも大切。

これは新型コロナに感染したときの重症化を予防することにもなるが、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症予防にもなる。

流行期の入院負荷を軽減することは、新型コロナに限らず、すべての疾患の重症化を予防することでもあると住民に伝えていかなければならない。

 

 

 

以上

 

表に見えない裏側でこういうのが進んでるわけですよ。

見えることが全てではないわけです。

 

なので上っ面だけみて脊髄反射をすると判断を誤ると思います。

なので外野は慌てずできる予防をして、あとはこのプロの方達の活躍を信頼しましょう。

なにせコロナウイルス といっても未知な新型なんですから。

 

 

 

 

 

 

そんな感じですが、相変わらずのコロナの件。

引き続き、気をつけましょう。

 

情報は厚労省のこのサイトにあります。


https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html




ということで、今日はここまで。

 

 

 

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