近所の友人達と武蔵小山の「38(みつばち)」へ
ここで必ず食べるのが手羽先。
ここ手羽先は武蔵小山のソウルフード。
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昔武蔵小山に「珍宝」という中華料理店があり、その店で名物だったのが「ゆで手羽」
そして...
ピーマン炒め(ピーマンのみの炒め物)
キクラゲ炒め(キクラゲのみの炒め物)
そして柔らかい麺と色々な野菜が入った、焼きそば
シンプルだけど癖になる味で、当時の僕はよく通っていました。
その珍宝のテーブルに置いてあった「タレ」と「ラー油」というのが、このお店の屋台骨。
どの料理にも合う、どこにもない、一度食べたら忘れられない味。(ピーマン嫌いの友人はここピーマン炒めでピーマンが大好きになりました)
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そのお店をこよなく愛したみつばちのマスターが
料理を再現したく引退した珍宝の主人に「教えて欲しい」と頼んだところ断られたそうなのです。
しかしみつばちのマスターは諦めませんでした。
再現した料理を持っていっては珍宝の主人に食べてもらい「ダメ出し」をしてもらう段階まで行き着きました。
そして「ドボドボ、のドボが足りないんだ」(秘伝のタレの作り方で、一斗缶の注ぐ際の音)
となんともアバウトなアドバイスをしてもったりして...
何年も掛けてとうとう珍宝の主人にOKをいただき、料理を再現してしまったのです!
そんなみつばちの冬の新メニューが「ねぎ鍋」
決めては「つけダレ」
さっぱりだけどダシの味が濃厚なつけダレ。
そのダシとケンカしないように鍋のスープはスープではなくあえて「水」のみ。
お湯にねぎ入れてねぎを豚肉で巻いて食べる。
そしてその「つけダレ」で頂く。
つけダレの味が薄くなってきたな、というところで「秘伝のタレ」と「秘伝のラー油」を入れる...
とてもシンプルな鍋で、食べ終わった後も
「あー美味しかった」
と感想もまさにシンプル。笑
この日は風邪引きそうな状態だったのですが
体も温まり風邪を引かずにすみました。
まさに心も体も満足できる鍋...
珍宝を引き継ぐシンプルな鍋...
マスターの珍宝へのリスペクトを感じる鍋でした。
武蔵小山の整体 あち整体院