恋人たちのプロポーズ 藤堂編 一章 『最悪!』 | 日々是精進

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ほとんど色々備忘録です(^^;

ネタバレです
そして、自分読みかえし用です(笑)







ーガチャ

心地よい重さでひらく、大きな扉の音
窓から降り注ぐ日差し
私は今、バー人ロードの真ん中をなぜかウェディングドレスに身を包んでタキシード姿で微笑む男性の元へと、歩み寄っていた

(やっぱり何度考えても全然整理ができない・・・! )
どうしてこんなことになったのか・・


すべての始まりは、一ヶ月前の事だった

ー一ヶ月前、マリアージュ・ウエディングにて
叔母さんから提案された3組の挙式
その中から私は、藤堂さんを担当することにした
(こんな大きなお客様は初めてだから少し緊張するけどこれも挑戦!)

迎えた打ち合わせ当日
ソワソワを隠しながら到着を待っていると
「お待たせいたしました」
約束の正午ぴったり 静かで聞き取りやすい声とともに現れた真面目な印象な男性
私は笑顔を、礼儀正しくお辞儀する

『藤堂様でいらっしゃいますね お待ちしておりました。担当の◯◯と申します よろしくお願いします』

「藤堂の秘書をしております如月と申します。」

『よろしくお願い・・・えっ?!』

おもわず顔をあげて凝視してしまう私を如月と名乗ったその人はキョトンとする

『申し訳ありません てっきり藤堂様かと勘違いを・・・・・』

「本日は私が代理で参りました 藤堂は仕事の都合で、社を出られないので」

(最初の打ち合わせは大切だからできれば本人が来て欲しかったけど・・・)
『かしこまりました では、ご新婦様はいつ頃到着されますか?』

「打ち合わせは私一人で伺います」

『えっ?』

「藤堂様は、プランナーの方に全てを任せると言っておりました。なので私は、その確認をする役目で・・・」

『ちょ、ちょっと待ってください!こrは、藤堂様たちの挙式です お二人の目指すプランを伺ってから・・・・・』

「ですから、その辺りもお任せします」

(お任せしますって・・・・・)

『わかりました』

如月さんはホッとしたようにうなずく
だけどわたしは、ここで引き下がるつもりはなかった。

『それでは、藤堂様と直接お話をさせてください』

「ですから藤堂は仕事で・・・」
『それはわかっています ですが私も・・・結婚式という大事な日の事をご本人抜きで進めてしまうことはできません』