こんばんは月

今夜は、日経新聞の夕刊1面記事から、

迷わず目に飛び込んできたものについて

お話します。

 

世界は今、同時不況に陥り、

アメリカはもとより、わが国日本でも、

様々な企業でリストラが行われています。

日本の労働人口の約3割が「非正規雇用」とも言われます。

その「非正規雇用」形態の「派遣社員」を次々に切り落としていく

光景は、なんだか異常です。

好景気の時には、どんどん採用し、不景気になればどんどん切っていく。

企業の経営戦略には不可欠なものかもしれませんが、

日々報道される派遣社員のリストラは、あまりにも無惨ではないでしょうか。

 

少し話はそれましたが、

夕刊には「高齢社」という人材派遣会社が紹介されています。

その名の通り、300人を超す派遣社員は全て60歳以上。

社長の上田研二さんは、

自らが大手企業の子会社債権に携わった経験を活かし、

「リストラを断行する社長が名経営者とたたえられるのは

違和感がある」

と仰っています。

私も同じ考えです。

(これは派遣社員をしている自分がリストラされるのとは無関係です)

 

この「高齢社」が請け負う仕事は

電機メーカーの配送補助や、

(配送のトラックが停車したときに、駐車違反キップを切られないように

助手席で待機する仕事)

廃品として回収された機器の解体作業など。

仕事の料金は一般の派遣が医者よりも2-3割安いとのこと。

週2,3回の就業。

仕事を分け合うことで、社会保険料の事業主負担も減り、

料金が下がる仕組みです。

 

この記事を読んで良いと思った点は、

1. 若い人ほどではないが、高齢者でも働ける人は沢山いて、

  その労働力・意欲を買っている。

2. 仕事をすることにより、高齢者の精神にプラスとなる。

3. 他企業の役に立つ仕事をしている。

 

高齢者でも、意欲も体力も時間もある、

その方々のパワーをお借りして新しい事業を生み出している、

この「高齢社」は素晴らしい企業だと思います。

 

使い捨ての手袋のように人を扱っていると、

いずれそれは元へと返ってくる。

生き残りをかけて必死なのはどこの国も誰も同じこと。

企業の理念、経営者の理念、生き方、人間性、真の経営力など、

あらゆるものが現れてくるいい機会なのではないでしょうか。

 

私もいずれ、雇用を生み出す経営者になりたい、

世の中のお役に立つ事業を起こしたい、

或いは、そのような理念の基に事業を行っている企業で働きたいと考えます。