最近は、朝にご飯を貴女に供えたら、直ぐに翌朝の米を研いでおくようにしている。
夜、疲れて帰宅してから、必ず米を研がなくてはならないのは嫌だなと思ったから。
他にも、幾つか帰宅後に日課だったことを朝の内に済ませる。その分、夜が楽になる。
2人ならしない…、1人だから仕方無い。仕方無いことは…、何時まで続くのかな…。
雨に濡れた参道を歩いて、本殿前へ。神社の人は裏の方を掃除しているらしい。
手を合わせていると背後に雀が何羽か舞い降りるのが、本殿のガラスに映って視えた。
お稲荷様に手を合わせ、振り返ると足元から雀が慌てて飛び立つのが視えた。
何だか雀が寄って来るらしい。貴女が、自分に何かを伝えたいのかなと思いに沈んだ。
部屋に戻ると、足元の絨毯に地蜘蛛が歩いてた。いつも貴女は殺さずに逃してた。
自分も貴女のように、ティッシュに包んで、そっと掃き出し窓から外に逃した。
そんな気持ちで居て欲しいと貴女は伝えたいのかも。そんなことを貴女は願って居る。
どうか、今日も、貴女が優しく穏やかに居ます様に。
どうか、今日も、貴女が大好きな笑顔で居ます様に。
気持ちが酷く重い日が続くけど、何とかなるさ…。今日も行ってくるよ。