平日の帰り、恵比寿から渋谷まで山手線に乗る。行きは歩きなので氷川神社に寄ってる。


 何方も繁華な街なので、色んな人を見掛ける。でも、何かを思うことは無い。


 自分の眼は貴女を、貴女の気配を探してる。だから人が居ても実は何も観てないと思う。


 いつかまた、貴女が、貴女の姿と笑顔が観られたらと願うばかりの毎日を送ってる。



 暑くなると、外に出た瞬間の蒸し暑さが苦手だ。朝は未だ少しは涼し気なのが救い。


 参道で、木立を見上げると、葉が青々と繁って、生命と季節の息吹に充ちている。


 本当はそんな良い季節だと言われてる気がした。いつものように手を合わせる。


 何も無いこんな日常が大切なのだと、貴女のことを振り返りながら、緑の葉を眺めた。


 今朝も、雀だけでなく、色んな鳥が鳴いている。貴女の声が混じってれば良いのに…。

 6月も終わり、今年も半分が過ぎる。祈る以外に自分は何1つして無い…。

 貴女に自分の心が届いて居ることが分かれば良いのに…。過ぎる季節を眺めてそう願う。

 どうか、今日も、貴女が安らかに暖かく、優しく穏やかに、大好きな笑顔で居ます様に。

 既に暑さに参ってる。今年の夏は乗り切れるだろうか…。今日も行ってくるよ。