こんにちは。

今日、第97回全国高校ラグビー大会が東大阪市花園ラグビー場で開幕しました。

爆弾低気圧の影響で強い寒気が日本を襲っていますが、若さ溢れるラガーマン達の熱い気持ちと情熱で素晴らしい戦いを展開してくれています。

トップリーグでは考えられない程の短期間での決戦なので怪我には十分に気をつけて頂きたいです。

ところで、今年はスクール☆ウォーズのモデルになった伏見工業高校が現在の高校名で戦うのは最後の年になりました。

洛陽工業高校との統廃合により、京都工学院に変わるそうですね。

時代の流れでしょうか。寂しいですね。

伏見工といえば、山口良治監督の「信は力なり」はとても有名な言葉です。

この言葉は私もすごく大好きな言葉の1つなんですが、ちなみに、この「信は力なり」という言葉は、コーチング的にみて2つの大きな効果をもたらす働きがあるのを知っていますか。

今日はその点について延べていきたいと思います。

まず1つ目ですが、「プラセボ効果」です。

プラセボとは偽薬の事なんですが、例えば、信頼しているお医者さんに「風邪薬だよ」と言われて薬ではない錠剤を渡されて飲むと、本当に風邪が治ってしまうというものです。

「尊敬する先生に処方して頂いたんだから、これで治るはず!」と信じ込んだために本当に治ってしまうんですね。

これは如何様にも応用出来て、ご飯を食べる時に「これで筋肉や内臓がより強くなって回復するぞ!」と強く信じて食べると回復力が高まったり筋肉がより強くなったりしますし、トレーニングや練習を行う時も尊敬する指導者に教わったり、実力がある人と行うとみるみる上達します。

そしてもう1つが「ピグマリオン効果」です。

ピグマリオンとはギリシャ神話に出てくる王様の事なのですが、自分で掘った彫刻に恋をしてしまい、いく日も結ばれる事を願ったところ、神が哀れに思い、その彫刻に命を吹き込み願いを叶えたというお話からきています。

即ち、自分の思う形に他人が変わる事をピグマリオン効果と言うのです。

ですから、「お前はピンチに強いやつだな!」と信じて接してあげれば、そのアスリートは本当にピンチに強いアスリートになりますし、「大丈夫!お前なら絶対にこの逆境を乗り越えられる!」と信じてあげる事で本当に逆境を乗り越えられるようになります。

プラセボ効果にしても、ピグマリオン効果にしても、人は信じる時に信じている状態の映像をイメージします。

そして人はそのイメージへと向かっていくのです。

いかがでしょう。

「信は力なり」にはこの様な働きが含まれているのです。

ですから、是非とも自分自身を、そして仲間を強く信じてあげて下さい。

信じる思いが強いほど、きっとあなたにとって大きな力となるでしょう。
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