筋肉と腱では異なるし
炎症と損傷では全く異なる

損傷であれば
少なくとも4週間以上の保存療法とそれ以上のリハビリが必要になる
プレイヤーとしての再構築はその後だ
と個人的には思っている
それも保存療法で修復される場合に限る

「肩の違和感」とはピッチャーによく聞くキーワード
山本由伸は前例ないピッチャー
その原因も、もしかしたら前例ないものかも知れない
その意味でも山本は、画期的に貢献することになる

もしかしたら、山本自身が持っているパンドラの箱を開けたのではないか
という一抹の不安がある
先日のヤンキース戦
150km超のスプリットを久々に見た
これは、山本がNPBでセンセーションを巻き起こした2018年以来ではないだろうか
NPBに限らず他の高速スプリットの使い手の球より10km以上速い、というずば抜けた球
あくまで私見だが
2019年以降、山本は通常時若干出力をセーブした
あの球を駆使する限り、山本は限りなく世界No.1に近い
人類の肩の臨界点でこそ目撃出来るものではないだろうか
(限界ではなく臨界、そこから何かが生み出される、未知のリスクと共に)
そもそも人類は150kmのスプリットを投げれる様には出来ていないのかも知れないが
卓越した能力の山本は、その動きが出来てしまうのかも知れない


前十字靱帯がスキーのゲート等でハードクラッシュに耐えられないことに似ているのかも知れない