MLB.com(※)ヘッドライントップ、それは

スーパースターの大活躍による勝利
満塁ホームラン等の印象的な出来事
スーパースターの怪我、等々である
投手の場合は印象的な内容による勝利
明確な結果(=勝利)は必然的に付いてくる
何故なら、日々15人の投手が勝利を手にし
5人は相当な好投をしているに違いない
それでも投手がヘッドライントップではないことの方が多いのだから
例えば、ノーヒットノーランに近い内容等ならトップに来るだろう
実績あるスーパースターでなく、かつ
勝敗が付かなかった投手を取り上げること等まず考えられない
過去にあったとも思えない
この日(昨日)
スーパースターの大活躍があった
スーパースターの大怪我があった
満塁ホームランも出た
だがしかし
MLBがヘッドライントップとして報じたのは
MLBでの実績はまだ殆どない
勝敗が付かなかった投手についてだった
如何にその投手が注目に値するか
如何にその投手が全米を震撼させているか
如実に表している

一方、その投手の母国での報道にはいささかの違和感を禁じ得ない
デビュー戦でシカゴのヒーローとなった
リグレーフィールドに凱旋登板とも言えそうな大声援
2ストライク取った時点でスタンディングオーベーション
ピンチでスーパースター2人を連続空振り三振に切って取った時の噴火の様な熱気
それらを報じなくて何を報じるのだろうか
1点リードで走者2人
勝負強いマチャド、ボガーツを連続空振り三振とは
はっきり言う、並みのサイヤング投手でも高いハードル
(サイヤングの時点で並みではないが)
全盛期のシリングやデグロームでも果たして可能だっただろうか
『今永は完璧ではなかった、が』
タイトルに続く文は
『もう少しだ』の意味だと思う

奇跡を目撃する日は近い

「今が好調、なので今後は打たれることもあるだろう」
ではなくて、逆に
「衝撃の片鱗を見せ続けている、真の衝撃を見ることになるだろう」
と最大限のリスペクトと共に報じている、と私は(翻訳サイトを駆使しつつ)解釈した

今永昇太のデビューから5連勝が
日本人3人目と一つ覚えで報じられることに凄まじい違和感を感じる
歴史を作ってくれた2人は偉大な投手だったが
今永は別次元の投球をしている
石井一久と田中将大は
いずれも超強力打線のチームに所属
いずれも序盤の多くのイニングで失点した
今永の5勝0敗時点と石井&田中の5勝0敗時点
防御率は2点近くも違う
石井と田中のデビュー直後(に限らずだが)ドキドキしながら応援していた
十二分に素晴らしいピッチングだったことを覚えている
(石井&田中を今季カブスに当てはめたら、5勝どころか殆ど勝ててないことになることは伏せておく)
更に補足すると、今永は
・序盤は全く失点ない(恐らく歴史的快挙)
・スーパースターにほぼ完勝
・完全にZONEで勝負(メジャーリーガーが格下の3Aどころか2Aを相手にしてるかの如く)

補足の補足
試合中も回転数をモニタリングすべきだ
7回終了時、無失点、95球
通常はここで降板
防御率は驚愕の0.65
8回先頭のアラエスのヒットは、記録上エラーでも良かったと個人的には思う
その場合は自責点1で防御率0点台キープ
ヒットの場合その時点で降板もあり
その場合も防御率0点台キープ
と、諦めきれない私は戯言を言うのであった


MLB.comを絶対的に指示する訳ではないが
某日本における偏重報道のアレルギー対策として必見ではある