先週の話で恐縮です

スコッティ・シェフラー2度目のマスターズ制覇


以下はあくまで素人の私見だが
何が凄いって
ティーショットでインパクトの瞬間に右足を引いていること
つまり、以下が画期的
①独自のフォームを構築している
レッスンプロは間違いなく禁止するだろう
一般的には完全にタブー
②しかもそれは再現性が難しい繊細な動き
動きの再現性は勿論極めて高いが、引き方は毎回ビミョーに異なる

小祝さくらのインパクトの瞬間に右足で大地を蹴ることも驚愕だが、このシェフラーの引きには顎が外れる

何かの妨げを逃がすためなのか
何かをリードするためなのか
常人に理解出来るものではないだろうが
「擦らせる」ことに意味あるのだろう
つまり、接地は必須、軽くても
と、勝手に思っている

セオリーはあくまでセオリー
スタンダードはあくまでスタンダード
囚われる必要はない
自分に合った動きを見つけることが大切
それは、より深く自らを知ることでもあり、動きの真髄を知ることでもあり、競技を知ることでもあるだろう
「囚われる必要はない」とのセオリーにも囚われる必要はない
最大限スタンダードに準拠することも勿論あるだろう

教則本にある理想的なフォームは
イージーオーダーのスーツの様なものかも知れないし
マラソンのペースメーカーの様なもの未満かも知れない
イージーオーダーが調整なしにしっくりすることは有り得るが
ペースメーカーに終盤を委ねることは有り得ない