林咲希は凄い
これ程に「この1本」を決めれるアスリートはなかなかいない
東京五輪の銀メダルも林の涙ものの3ポイントがあったからこそ
この試合も序盤にチームに勇気を与える3ポイント
そして、残り10数秒での同点3ポイント
林に始まり林に終わったとも言えた


試合開始からなんと2分間、両チームは点を獲れなかった
あくまで私見だが
この2分間に両チームが対峙した時の現状の1つが凝縮されていた気がした
日本のシュートは中国の守備の高さ故本来のものではなく
中国のシュートは日本の守備の強度故本来の精度を欠いた
いずれも鍵は日本が握っていた
何故なら高さは変わらないが強度は変えられるからだ

中国はアジアの中では異質
高さで欧米を凌ぐ
よって対中国戦はアジア大会では異質だ

星の離脱は痛すぎた
星杏璃と朝比奈あずさの台頭により、高田真希や林らがコートに居ない時間帯でも強かった
事実、今大会前半では林は目立たなかった

林の凄さの1つは上記この1本のみならず、リリースの早さと攻守の距離感にある
3ポイントを打つべくパスを貰ってから打つまでが早い
時間的フリーレンジが広い
また、林は守備時はタイトに守るが攻撃時はタイトに守らせない
これは他の球技においても、すこぶる貴重な能力だ
サッカーでも、ディフェンスでのプレスはハードだが、ボール持つと相手に何故かハードなプレスをさせない上手さのMFがいるものだ
身体の置き方や向き方、ステップの置き方や向き方
実はこれは攻撃と守備での共通のスペシャル能力だとも言える
一歩先の読み
だがしか~し、相手がワールドクラスになると、簡単には行かなくなる
相手もスペシャル能力を有するからだ
それでも林には更なる能力がある
この1本を決めれる能力
それは涙もののスペシャル能力だ
打つ瞬間のスペシャルなメンタリティー
見習うべき(見習っても出来ないので目指すべき)
虹の放物線を放てるメンタリティー