基本は出来てるか出来ていないかのいずれかではない

極々基本的な動きの質は上級者と超上級者で違う

更に超上級者と超々上級者で違う

それも無段階に 


前週は勝みなみと古江彩佳が、世界のゴルフ史上最上級のパフォーマンスを見せつけてくれたと思う 




勝の最終日ノーボギーは凄い

バーディーが少なかっただけに凄い

10回以上痺れるパットを捩じ込んだのだから 


米ツアー最終日の速報を夜間に更新しながら確認してたが

(米ツアーだがスコットランド)

ついつい短いスパンで確認

見る度に、古江はトップに迫りトップを捕らえ抜け出す

願望通りのスーパーチャージは深夜帯なだけに夢なんじゃないかと思ってしまった 


勝みなみのオープンスタンスに構えて(スクエアに拘らず)インサイドアウトに打ち、力を無駄なく伝える術は凄い

古江彩佳の優雅に打って無駄な力を抜く術も凄い

しかし最も心と前頭葉と小脳と目の中の鱗くんが撃ち抜かれたのは

ボールを2個並べて打つ独自に編み出した練習の話

素晴らしい、流石は古江彩佳

芯に当てる

視聴者からすればプロは完璧に出来ているのであり

ドライバーの例では100%キュイーーーンと綺麗に飛ぶ

それでも解説者は「すこ~し芯を外しましたかね~」と宣うのだ

「芯に当てる」と「芯の芯に当てる」では違う

「90%芯に当てる」と「99%芯に当てる」では違う

古江は飛距離は出ないが、アプローチは40ヤード長くても短くてもグリーンの良い位置に落とせる

かつての青木功と同じように


古江彩佳は凄い話


ベーシックを極めて突き抜ける話



強引にスキーの話に飛んでみると

プルークボーゲンは出来るか否かの話ではない

上級者と超上級者で違う 


昨シーズンは難斜面でのプルークボーゲンの練習をしなかった

自然コブでプルークボーゲンしなかった

プルークの維持が難しくなる

ここで揃えてしまうと

逆にコブで揃えることが難しくなる

広げた状態を維持出来るところに移動すると、質よく閉じれてきっちり密脚になれる

ふと、思い出したのだった 


おもむろにプルークボーゲンな話