イレウス管を入れてから

あきらかに息子の様子がおかしくなっていた。

LINEをしても反応が遅かったり急にテレビ電話をかけてきたり。


おそらく点滴の睡眠薬の影響が大きい。

初めての術後も点滴の眠剤からせん妄を発症し夜中にMRIなどを撮りに行ったことがあった。

それはきっかけに過ぎなく息子のメンタルはもうその前からボロボロだったのであろう。


面会に行っても立ち上がったり座ったり。

泣いたり。1人で散歩にでかけたりと行動的になったかと思えば長く眠ったり。点滴やイレウス管を外したりすることはなかったが自分のことを叩いたりしていたみたいだ。





昼間の面会はなるべく付き添い中庭に連れ出し

夜間は個室が空いていれば個室に連れて行ってくれたり、病棟のリカバリー室で寝かせてくれたり対応してくれていた。


LINEでは頑張らきゃ。

頑張るよ俺は。とても前向きだが行動が伴わない。

混乱しているのだろう。


それに加えてイレウス管挿入直後から40°近い熱が2日間続いたのであった。


腸閉塞の方といえば

イレウス管挿入直後からたくさんの

排出があり3日目にしてたくさんの

便が出てきたのであった。

それからはガスも出るようになり

排出液も日に日に少なくなってきていた。


熱も4日目には平熱へ。


先生にも毎日毎日これはいつ外れますか?と聞いていたようだった。

1週間経ち造影剤CT、内視鏡検査後すぐに先生が病室に来てその場で抜いて下さった。


ここから飲水、グミの許可も出た。


しかしまだまだ退院までの道のりは遠かった。