おひさまが顔をだしたよ


あたりをぱあーっと照らしたよ


低い空を這う灰色雲の背中から


まばゆいばかり輝いて


空と雲を青く白く染め抜いたよ


くすんだ世界の隅々に


強く鋭い矢を放ち


ひかりの道をおしえたよ

うふふ



かみさまってね



ほんとうにいるんだよ



うふふ



かみさまってね



ほんとうになんでもしっているんだよ



うふふ



どうしてかって?



かみさまなんだもん



いつでもなんでもどこでも



すべてかみさまがつくったんだもの



かみさまはねむらない



かみさまはわすれない



かみさまはしなない



かみさまはかみさまでひとじゃない



そしてだれかをなにかだけを愛したり



みんなのしあわせをよろこんだりねがったりしているわけじゃない



でもかみさまはいるんだよ



かみさまはみているんだよ



すべてを愛してそしてみているだけなんだよ



だってかみさまなんだもの


こころもからだもつかれたら


がんばりすぎずにやきそばyoufor


手間も心もかかってないけど


お湯だけかけて


心と体をふやかすわ


あなたにyoufor


あなたとyoufor


からんだめんをほぐしながら


ふかふかふーふー


おいしいね


トレーが空っぽになったから


おなかとこころが


ほんわかふっくらふくらんだ


いつのまにかほぐれたいとが心地いい


あなたとyoufor


どこまでもいつまでも


ふたりでyoufor


ぽっかりとあいた心の穴から


おびえた小さな声がきこえる


弾力を失った心の片隅で


鋭くか細くいまにも消え入るようにささやく声


ああそうしていたんだね


わすれさられてもなお


魂のすすむみちを伝え続けていたんだね


心を閉ざしいつしか夢を忘れ


立ち止まったまま年かさねてきた


あのころ見失ったと思ったちいさな小さな宝物は


私の中にずっとあったのだと


ささやきつづけていたんだね


あのころも今もかわらずあるのだと


気づくその日を待ちわびていたんだね


小さな私の小さな宝物


小さくて、大きな、私の宝物


誰しも知らずに持っている、宝物にみえない宝物


それは魂のいろそのもの











あたかも何かを知らせるように


視界を優雅に泳ぎゆくてふてふ


時に駆け抜けるように


時に遊び誘うように


小さな体で宙を舞い


いずこかへ去っていく


蝶は小さな幸運の使者


その姿は私のa good sign


世界のあらゆる場所でたわむれる


ありふれたこのサインは


この世にくまなく喜びが散らばっている事を


明らめている


すべての人が気づくまで


明るい日の下で


蝶は踊り続ける