まつ流れる雲を追いかけるように 赤松の高い枝がならんでいるよ 強い風にまけないように 太い幹を傾げながらもたちはだかっているよ 無駄な枝をそぎ落とし 赤い肌をむき出しにして 風の通り道にそびえているよ 強く大きく堂々と ひたすら根を張り 風と戦いたわむれながら この地の今を静かに見守っているよ