体を横たえ眠りにつくころ


目を閉じれば宇宙が広がる


暗い世界に星がたくさん現れ


やがて白い玉に変わっていく


水玉が闇の天井を覆うと


玉は次々と降り注ぎ


加速しながら楕円の弾に変わっていく


迫りくる弾のなかを


トンネルを抜けるように進めば


そこには何もない世界が広がる


ああ、夢を見ているのかしら


それとも時空を超えて違う世界の私の元へ帰るのかしら


人は眠りにつくたびに


不思議なトンネルをくぐりぬけ、遠いどこかへ旅をするのね



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