私は毛並みの違う猫


小さくてごわごわの毛を持ち


かざりっけのない地味な猫


協調性がなく夢ばかり見ている


周りと調和の取れない猫


形は猫なのに猫ではない


猫の仲間になりたいのに


同じ毛並みの猫にはなれない


好きな形と毛並みを選び


同じ仲間を見つける猫は


美しく楽しげに時を過ごし


豊かで大きな輪を描いていく


私は自分に見える夢だけを見続ける


変わり者の毛並みの違う猫


だけど、それでいいのかもしれない


あるべき姿は神様以外だれもしらない


神様でさえ知っていても決めたりしない


自分への答えは自分で出すものだと


神様はご存知だから