風かぜ吹けふけ、雨を従えてもっと吹け


雨あめ降れふれ、大地を洗うように


花のつぼみが固い今のうちに


吹いて降って、すべてを洗い流しておくれ


桜色の花が散ってしまわぬように


あらぶる心を今のうちに静めておくれ


花びらが開ききり


人々の心を癒す役目を終えるそのときまでは


いつもの情け深いそなたたちでいておくれ