初めて買った石鹸でお洗濯。


泡をぶくぶく立てながら、洗濯物を干しながら


あたりをぷ~んと漂う石鹸の香りが私の心をくすぐる。


何か懐かしい、


どこかで嗅いだような、昔懐かしい香料のにおい。


その懐かしさに私の脳も心も騒ぎ出す。


人生のどの場面でであった香りなのかと、さまざまな記憶をたどりはじめる。


似た香りはいつ、どこで・・・・


時間軸の一番近くからどんどんさかのぼり、


幼い頃の天花粉までの記憶を一気にたぐり寄せていく。


香りと記憶。


切っても切れないコンビネーション。


この香りが、これから未来の記憶へとも繋がっていく。