2007年はラッキーアイテムを主にデザインした幸運の贈り物と言うテーマで制作しました。

5月27日と28日の2日間エメヴィヴェールで開催。このころはずっと2日に渡って開催していました。

丁度イタリアで個展を開催してから20年目でしたので、20周年記念と言うことでの開催でした。

 

メインの作品はラッキーアイテムの

ムーン&ホエール

ラッセンの描く絵の様な月とクジラのしっぽをデザインしたものでした。

クジラは海の守護神と言われて海に入る瞬間しか見れないクジラの尻尾を見た人は幸運が訪れると言われています。

私はグッドアイデアだと思ったのですが、あまりヒットはしませんでした(笑)

 

イルガット

ヴェネツイアでは昔ペストを退治したので猫はラッキーアイテムです。ドウカーレ宮殿に腰掛ける猫、月に腰掛ける猫などをデザインしました。

 

ミニチュア名画のシリーズ。小さいカメオでピエトロロンギの作品を表現した作品です。当時まだ制作活動をしていたマリオフルリオが僅か20ミリの中に名画を閉じ込めたシリーズ。

 

それからテーマとは関係ないのですが、当時の海老蔵さんが玉三郎さんと演じた「天守物語」を観て夢中になり、

DVDも購入、その果てにペルニーチェさんにお願いしてカメオまで掘っていただいて作品も作ってしまいました。

幽玄の世界は、ヴェネツイア同様にとても魅惑的です。

モデルさんのプレゼンテーション。このために振袖を購入。

ペルニーチェさんは日本のお城を見たことが無いのでとても苦労されたとか。

でも見事に白鷺城を掘ってくださいました。

 

天守物語のデザイン画。個展にいらして下さった海老蔵さんのお母様希実子さんにプレゼントしました。

夜叉が池。こちらは会心の出来でした。特に龍の細工が見事。

記録ビデオです。

 

結果的に幸運の贈り物のテーマ作品よりも天守物語のシリーズのほうが人気になりました。