上はルーチェ(光の回廊)ヴェネツイアの海に浮かぶ光の道をデザインした作品。

タイトルバックに使われました。

 

けものみちの監修とデザイン提供は楽しくもあり苦しくもありのハラハラドキドキの経験でした。

と言うのも、このドラマの米倉涼子さん予想を上回る悪女。

 

第一回目にして病気の夫(田中哲司さん)を殺して逃走。

上の写真はジュエリーデザイナーを目指して作品を制作中と言うシーン。

 

デザイン画を描いているというシーンのセット。右はアトリエのセット。

 

 

上のドレスは、ジュエリーデザイナーに成った彼女がVIPのお客様を招いてのパーテイで使用されました。

ボルダーオパールのネックレスを着けていただいています。

 

その後も毎週だれかが死ぬドラマなのです。

若村麻由美さんもこの後、殺されます。

 

楽しいシーンもありました。

このシーンは東ちづるさんが、「このジュエリー全部頂戴!」

と買っていくシーン。

 

私はここに立ち会っていて、涼子さんに商品説明を指導しましたが、大変に頭の回転の良い方で、

一瞬のうちに覚えて要約してセリフにしていました。

 

東ちづるさんとは休憩室がご一緒で、とても気さくて親切な方ですっかりファンになってしまいました。

 

表紙に使われたネックレス。ラストシーンでもアルマーニの服と共につけて登場しました。

番組側の説明では

「涼子さんの演じる役は悪女なので、最後は因果応報で必ず罰を受ける」

と聞いていたのですが、結局最後まで捕まることは無く、都会を闊歩するシーンで終わりました。

 

愛と平和はどこへやら。

 

ですが私の心配とは裏腹に、番組は絶大な支持をうけ、どこに行っても

「この間涼子さんか着けていたネックレスはどれ?」

「素敵!これ欲しい!」

とジュエリーは飛ぶように売れました。

テレビの影響力を思い知らされたのです。

 

 

打ち上げにも参加させていただき、出演者の皆さんの出品する桁違いの賞品(液晶テレビ2台とか、

現金50万円とか)に驚いたり、若村さんのドラマ以上の小悪魔っぷりを拝見したり、

倒れそうなくらいにお疲れの様子の涼子さんが、皆さんの前では元気いっぱいにふるまっていたり

またソロモン流は音声さんとカメラマンとアシスタントの3人しかいなかったのに、

けものみちには総勢100人位のスタッフが常駐していたりと、

目が点になる様な経験と勉強をさせて頂きました。

終わってみてば、感謝の一言です。