難病難民2
上尾・習志野での急性期の病院入院生活約5ヶ月を経て、千葉みなとでのリハビリ生活はキッチリ3ヶ月で追い出されました。
その後、なぜ国立障害者リハビリセンターに約4ヶ月いられたのか、でも4ヶ月で追い出されたのか、未だに分かりません。

いずれにせよ、ともかくその後の行き先は温泉病院しかありませんでした。
那須塩原、熱海、熱川、そんな温泉地の名前が行き先の候補に並びました。
週末、空き家になっている親のマンションに帰れるかもしれないと思い、T温泉病院を選びました。

T温泉病院難病病棟での7ヶ月半は地獄でした。
まず、T温泉病院は、私のような頭がまともな50代の人間をあの難病病棟に受け入れた時点で犯罪を犯したと言わざるを得ません。
平均年齢80歳、いや90歳?超の異臭の絶えない、呻き声がそこらじゅうに響き渡る、照明一つ満足にない薄暗い難病病棟。
気が触れたようにわめき散らすヒステリックな看護士達。
寝たきりのご老人のお看とり病棟。
自分の親だったら100歳になって意識がなかったとしても、決して入れられない劣悪環境。

あの病棟に自分を受け入れた時点で、T温泉病院は明らかに医療ミスを犯しています。

最初の担当医は、まともな方で、『この環境に置かれたら頭がおかしくなりますね。』と言って下さり、病棟を変えてくれようと病院に働きかけてくれました。
『すいませんでした。病棟は変えられませんでした。あとは、個室に入っていただくしかないですねぇ・・・』
1年間の入院で、既に金を使い果たした、先の見えない病人に+アルファの10000円/日は無理でした。
だいたいこの温泉病院は医療費の他に毎日5500円程度の入院費をとっていました。
温泉病院って、そんな金で成り立っているのかと思っていました。