今回の日馬富士事件を振り返ってみると、・・・
被害者の貴ノ岩も大変な苦労をされたし、2、500万円の損害賠償請求額が決して高額なものではないとは思うが、加害者の日馬富士としても、もう1~2年横綱を張っていれば5、000万円や1億円といった問題ではない。加えて、相撲協会としても看板の横綱を1人失った痛手は極めて大きいし、惹いては結果的に終身親方・貴乃花という協会の宝も失い、果たして何んのために皆んなが意地を張ったのだろうか?
多分、それぞれが「自身の正義」のためということなんでしょうが、大相撲愛好者の一人としては何んとも忸怩たる思いである。今回の事件をきっかけに相撲界は暴力根絶に取り組んでいるが、所謂…「相撲界における暴力問題」とは、過去の例にみられるように、各部屋での親方や上位者による”行き過ぎた指導・しごき”(バットでの殴打、竹刀で叩く、鉄拳制裁、など)で、大けがをさせるような出来事のことであって、今回の日馬富士事件は公式巡業期間中のこととはいえ、仲間同士の飲み会での諍い・喧嘩である。従って、事の判断基準としては上述暴力問題とは所詮、場面&情況が全く異なるものである。
近時、各界でいろんな事件が発生しているが、問題解決には巨視眼的且つ俯瞰的に、更には先々を見通したうえでの可及的速やかな対処が最も肝要であること。…そのことを改めて教えられたような気がするが、関係諸氏の賢明なるご見解を望みます。
