HPでもお知らせしていますが、1月7日(東京・埼玉・千葉・神奈川)、13日(大阪)に発令されたコロナ禍の緊急事態宣言に伴い、通学コースの銀座校・横浜校・大阪校が休講することになりました。

【公式HP】http://www.atene-kyoiku.co.jp/

今のところ2月7日まで休講としていますが、状況によって流動的になりそうです。詳細がわかりましたら当ブログのトップページにも告知しますので、時々ご確認ください。

さて、なかなか収まる気配のないコロナ禍。お家にいる時間が増えている方も多いでしょう。そして、自分のスキルを高めるために様々な勉強をしたり技術を高めている方も多いと思います。

書道も例外ではなく、新たに書道を始める方も実際に増えているようです。そして、お家にいながら学べる強い味方が通信教育となります。

そんな通信教育のHPやパンフレットを見ると『1日たったの15分で上達』などと書かれていることがあります。日本賞状技法士協会にも書かれているコースがあります(^^)/

でも、『1日たったの15分』で実際に上達できるものでしょうか?そんな疑問を持っている方も多いかもしれません。

そこで、今回は本当に『1日たったの15分』で上達できるのかをお教えしたいと思います。



結論

上達できます!

通信教育のうたい文句の通り『1日たったの15分』で上達できます。

いきなり結論を言ってしまいましたが、これは本当です。実際に毎日15分練習してみてください。1週間続けるだけでもかなり上達できます。

もちろん個人差があるので100%とは言いませんが、99%の人はかなり上達できます。さらに言うならとてつもなく上達する人もいます。

このとてつもなく上達する人というのは『はまり症』『元々のセンス』『高い観察力』『多趣味』『なんでも楽しめる』・・・などの人が多いようです。

これらに当てはまらない人でも、かなりの高確率で上達することができるので、まずは1週間だけでも1日15分練習してみてください。



効率的に上達するための練習時間

効率的に上達するための日数や上達時間ですが、これは単純に多い方がいいでしょう。

日数(1週間)
7日 > 1日

時間(1回)
60分 > 10分

では次に、日数と時間はどちらが優先されるべきでしょうか?この問いの答えは『日数』となります。

つまり

毎日10分 > 週1日120分

どうしても普段忙しくて、週末にまとめて練習する事もあるかもしれません。でも、1回の練習時間が短くても毎日練習した方がいいといいうことになります。

こうして考えていくと『1日たったの15分』というのはとても理に適っているのです。


・・・ただ。



だって人間だもの

仮に最初の1週間は毎日15分練習することができたとして、その後も毎日続きますか?1日も休まずに1年365日練習できますか?

この問いに対しては、かなり多くの人が『ムリ』と答えるのではないでしょうか?始めた当初のモチベーションを継続させることは簡単な事ではありません。

これは、最近のビジネス書でもよく書かれていることですが、モチベーション(やる気)というのは不確定要素が大きいです。そのため、あまり頼らない方がいいです。

仕事の都合もあるでしょう。具合の悪い日もあるでしょう。面倒になってしまうこともあるでしょう。だって人間だもの。

そして、そんな不確定要素が大きいモチベーションに頼らずに継続して練習するための方法があります。それが【習慣】です。



習慣化のススメ

【習慣】と聞くと、モチベーションと同じように『ムリ』と答える人も多いかもしれません。でも、意外と習慣化は難しくないのです。

まず、僕たち人間は習慣の中で暮らしています。

朝起きるのも習慣、顔を洗うのも習慣、歯磨きをするのも習慣、テレビや新聞を見るのも習慣、電車に乗って出勤するのも習慣、お昼にお腹が空くのも習慣、晩酌するのも習慣、ゲームをするのも習慣、夜な夜なガンプラを作るのも習慣・・・

日々の人間の行動は70%が以上が習慣といわれています。そんな習慣の中に『文字の練習』を組み込めばいいのです。歯磨きするのと同じ感覚です。

『1日たったの15分』をあなたの生活に習慣として組み込んでみましょう!


・・・ただ。



目標は小さな習慣化

『1日たったの15分』を習慣付けられますか?

「取り組んでみよう!」と言われて、そのまま習慣化できる人は相当意志の強い人だと思います。まず、僕は無理です。

そこでお勧めしたいのが『小さな習慣化』です。習慣化するためのノルマのハードルをできるだけ下げることです。


成功した小さな習慣

僕はもうすぐ1年となる小さな習慣があります。それは『腕立て伏せ毎日50回』です。昨年コロナ禍直前の2月下旬から初めて、今日まで一日も休まずに『腕立て伏せ毎日50回』を続けてきました。このことは自分にとって大きな自信に繋がっています。

50回と聞くと凄そうですが、実は僕の中のノルマは『腕立て伏せ1日1回』なのです。とにかく1回でいいので毎日腕立て伏せを行えばノルマ達成です。※目標50回、ノルマ1回ですね。

時間も決めていて、入浴の直前です。入浴直前に1回腕立て伏せをすると、あとは勝手に50回まで続きます。

本当に簡単な習慣化なのです。


文字の練習の習慣化

そしてもう一つ、自分で意識して習慣化に成功した事があります。それが『文字の練習』です。

もともと書道の練習はやっていましたが、やはりサボる日は多々ありました。そこで、絶対にサボる日を作らないために習慣化させたのです。

文字の練習のノルマは『1日1文字書く』です。

毛筆で練習するのがベストですが、毛筆が面倒なら筆ペン、筆ペンが面倒なら万年筆、万年筆が面倒ならボールペン、ボールペンが面倒なら鉛筆・・・

 

毎日の練習を習慣化させる方法

さらに、練習が面倒なら「とにかく1文字書く」をノルマにしました。当然、この習慣も続いています。だって、極限までハードルを下げているので簡単ですからね。

理想は『1日たったの15分』なのですが、大変であれば自分にとって極限までハードルを下げて、僕のように「とにかく1文字書く」をノルマにしてみてください。

そして、1文字書いて「もう1文字書こうか」と思ったら2文字・3文字・・・と、その日のノリで増やせばいいのです。

ぜひ、小さな習慣化で『1日たったの15分』を実践してみてください。1週間後・2週間後、あなたの文字は劇的に美しく変わっているかもしれません(^^)/



まとめ

今回は「効率的に上達するための練習時間」をお伝えしてきました。

・『1日たったの15分』で本当に上達できる
・短時間でも毎日の練習が効果的
・モチベーションよりも習慣化
・小さな習慣化のススメ


文字を練習する事は楽しいことです。

あまり「俺はやるぞ~!」と気合を入れすぎて、自分を追い込みすぎるのはあまり効率的とは言えません。

書道は結果が見えやすいという特徴があります。あくまで楽しみながら、自分の成長を感じながら練習してみてください。


【賞状技法・毛筆書士・筆ペン・ペン字】これらの講座は日本賞状技法士協会で学ぶことができます。HPをチェックして、ご自身の希望に合った講座を学んでみて下さい。

【公式HP】http://www.atene-kyoiku.co.jp/