Pro Toolsを使い、ボーカルやギター、ベース、ドラム、

キーボードetc..あらゆる楽器が録音された、

オーディオのタイミングのズレの修正の仕方を紹介します。

 

『せっかく歌詞も声も最高の状態で録音できたのに』

 

『ギターのサウンドもピッチもダイナミクスも完璧、

ミスピッキングなしで録音できたのに。。』

 

リズムだけが若干、走り気味で早かったり、

もたついていたりして、せっかくベストテイクだったのに。

。。。もったいない。。

 

Pro Toolsのエラスティックオーディオ機能を使えば、

ほんの少しの修正でズレの気になるベストテイクを、

録音し直すことなくオーケーテイクにできます。

 

 

 

修正したいリージョンを選択し、

エラスティックオーディオの、

MonophonicかPolyphonicを選びます。

波形からワープに切り替え、リズムがズレていて、

修正したい箇所のマーカーをチェックします。

 

チェックしたマーカーの箇所を前後させ、修正します。

 

エラスティックオーディオ機能で修正するときは、

本当に聞き苦しい箇所のみを修正するようにしたほうが

良いと個人的には思います。

 

寸分の狂いもなくリズムにピッタリだと、

あまりにも機械的過ぎて生命力と言うか、

音楽的なものが失われると感じるからです。

 

が、そういうサウンドや音楽を求められる

場合もあると思いますので、創る音楽や楽曲によって、

その時その時の判断で調整するのが良いと思います。

 

もちろん『ライブ感溢れるリアルを伝えたい』

という作り手や歌い手、弾き手の方は修正せずに、

そのままでオーケートラックにするか、

どうしても気になるなら録り直すのもいいですし、

 

『作品として残すなら後悔ないものを』

と作品は作品と割り切って、

気になる箇所を修正するのも良いと思います。

 

これは本当に作り手の最終的に、どんな音楽を

届けたいかの問題だと思いますので、

どんなプロデュースの仕方が良いかは。

人それぞれだと思います。

 

ですから、型にはまらずに自由に表現できる、

テクニックとして参考にしてもらえれば幸いです。