パリ英国大使館の花装飾を見学訪問♪ | パリの花 パリのフローリスト

パリ英国大使館の花装飾を見学訪問♪

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週末の土曜日はとっても忙しい1日となりました。
早朝ランジス市場でお花の買い付け、パリに戻ってからのスケジュールが
夜の19時までみっちり詰まっていた為、駆け足でランジスの中を動き回っている中、
ジョルジュ・フランソワさん、Lieu-ditの佐伯美奈さんとご挨拶。

カフェで休憩していたら、バティストさんも同じタイミングでカフェ休憩、
そんな姿を見ながら朝の一杯のカフェ・オレは美味しかった!
すぐに市場を出発しようとしたら、久しぶりにクリスチャン・コランさんと遭遇。。
「Kumi久しぶり!仕事は順調?」なんて会話をしながら立ち話などなど。。

パリのアトリエに戻って1時間で水揚げを済ませて向かったのは
コンコルド広場の前にあるオテル・ド・クリヨンへ。

そこで二人の素敵なお花留学生さんと待ち合わせてパリの英国大使館に向かいました。

この土曜日はパリの普段入れない有名な建造物の中に自由に入れる
「Journees europeennes du patrimoine」の日。(*アクセントは省略してます。)
この日はエリゼ宮やパリ市庁舎など見学に入れるので、朝から大勢の人が
各好きな場所を訪れます。
エリゼ宮は人気があって6時間以上も並ぶとか。。さすがです。

さて、私たち一行がフランスなのになぜパリの英国大使館に足を運んだかというと。。

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先週の火曜日に長年の友人である、現パリ英国大使館フローリストの
エステル・プレストンさんの招待レッスンをatelier Tige Parisで行った際、
こんな話題になりました。

「Kumi、今度の土曜日大使館に見学に来たら?」

唐突に言われてうん?と思っていた私に。。

「ほら、今年も年に1回のいろいろな場所を見学出来る日が来るじゃない。
大使館もオープンになるの。あまり知られてないから並ばなくて済むし
綺麗なお花も飾るから、ぜひ生徒さんと来れば?」

英国大使館では以前にもエステルからの依頼で、クリスマスボール、前大使ご夫妻のご子息の
マリアージュ装飾など、フローリストとして入ったことがあるTige。

久しぶりに大使館に行くのも良いなあ~、なんて考えていたら、エステルがもう一度
「たぶん私はいないけど、Kumiも知っているマチューならいると思うから。。」
と、情報を教えてくれました。

ここまでせっかくエステルが教えてくれるのなら行かなくちゃ♪

そのあと現在Tigeの集中レッスンを受講してくださっている
お花留学生のお二人に声をかけさせて頂いて、即訪問することを決定!

ということで、当日を迎えたのです。

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コンコルド広場から歩いて5分ほどすると大使館のあるサントノーレ通りに出ることが出来ます。
あれれーこの人の列はなんだ。。と思っていたら、それは英国大使館へのエントランスへと
続いていました。

エステルは並ばなくて大丈夫って言っていたけど、さすがにこれくらいは並ぶわよね。。
という感じのほど良い待ち時間を過ごしました。

セキュリティを通って約40分ほどで中に入ると
まずエントランスを入ってすぐ左に、エリザベス女王のお写真と共に
英国の雰囲気を感じさせる品の良いアレンジメントがテーブルの上に置いてありました。

大使館内のお花はもちろん全てエステルが担当しています。

お花留学生のお二人に、館内のことそしてお花の仕事をさせて頂いた時などの
ちょっとした裏話をご披露しながら、ゆっくりと中に進んで行きました。
お二人とももちろん初めてこの大使館内に入られたので、豪華絢爛のインテリアに
とても驚いていらっしゃいました。

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各お部屋には立派な調度品が飾られ、代々の英国に関係のある要人の肖像画なども
たくさん飾られています。

雑誌の撮影の時でも許可を頂くことが出来なかったエリザベス女王の写真も
今日は特別な一般公開なので、規制がなくゆっくり写真に収めることが出来ました。
ちょっと嬉しくなります♪

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各サロンの左側からは、広大なお庭が窓越しに視界に入ってきます。
秋晴れのとても良いお天気、外でお散歩するのには気持ち良いだろうな。。と
感じさせるほどのグリーン一色の素敵な英国スタイルのお庭です。


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長い廊下の両側に大きなサロンが有り、小さなサロンのすぐ横から入ることが出来る
最初のスペースに足を踏み入れると。。


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大使館の特別な行事の時に重要な役目を果たす、黄金の気品ある大広間にたどり着くことが
出来ます。

クリスマスボールの時には、このサロンにたくさんのお花を飾ったことを
思い出しました。ちょっぴり懐かしいですね。


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今回ご一緒したお花留学生さんのお一人で、現在セバスチャン・マンゴジさんのところで
研修をしている幸子さんと、記念のツーショット写真。


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廊下に飾られた大きなアレンジメントはトラディショナルな雰囲気ながらも
エステルの工夫が感じられます。

お花については大使夫人とご相談のうえ、使用される花やテイストが決められるため
いろいろと苦労があるときもある。。と、以前エステルが話してくれたことを
思い出しました。


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そして反対側の大広間へと足を運ぶと。。

思わずため息が出そうなほど、整然と並べられたテーブルセッティングに
素晴らしいほどの花装飾が飾られていました。

見学の人々が一番多く足を止めて写真撮影を楽しんだのが、このメインダイニングでした。
これにはお花留学生のお二人もただ、ただ驚くばかり。。


きちんとテーブルセットが並べられているのが感動したと
お二人が話していました。



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完全なる英国式のテーブルセッティングスタイル。
(当たり前ではありますが。。)


グラスの置き方やカトラリーについて
簡単にTigeの方から解説をお二人にして
ちょっとしたテーブルのお勉強。。



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ネームカードにもさすが英国大使館らしくきちんと紋章が入っています。



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ひと通り大使館内の見学をした後は、
気持ちの良いお庭のほうへ出てみました。

担当の女性の方がどんな植物が植えられているかを説明する
簡単なガイドを配っていらっしゃいます。

りんごの木などもあるそうです。。ちょっと興味深いです。



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コーナーにはちょっとしたガーデンチェアなども置かれて
そんなのどかな光景に包まれるとピクニックに出かけたくなりました。

3人で「ああー白いふかふかのパンにチーズ、ハムにシャンパンで田舎に行きたいね☆彡」

女性3人が集まると食の話がやはりメインになるのか。。

それにしても気持ちの良いお庭でした。



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無料で配られていたその名もGREATという名の英国の情報誌には
やっぱりね!という気持ちになる「ウォレス&グルミット」の可愛らしいページが。。
英国好きの方には結構人気のある国民的クレイ・アニメです。

英国気分に包まれますね~。



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約1時間半の見学を終えて外に出たら、何やら長い行列と遭遇!

これがまさに噂のエリゼ宮への道・・

それにしても長いです。。ずっと見たらなんとシャンゼリゼ大通りの方まで
伸びていました。

いったい何時間かかるんだろう。。と、思わず心配してしまいます。(汗)



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今回エステルのおかげで特別なパリ英国大使館の花装飾を
お花留学生のお二人にお見せすることが出来て、Tigeもとっても嬉しい♪


持つべきものはありがたい花業界のフローリスト仲間たち。
エステルにBig Thanksです。



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見学が終わった後は、午後から2レッスンこなしたTige。


さすがにこの土曜日の夜は心地よい疲れに包まれてぐっすり眠りました。


月曜日からも頑張ってパリでお花の仕事に勤しみます♪







日曜日の午後にパリより。。
atelier Tige Paris
金本 久美



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   【 atelier Tige Paris 所在地♪ 】

   ・adresse&Phone:
   17, rue St-Romain 75006 Paris France
     フランス国番号33(0)1.45.83.97.84   

   ・Metro:
   #10 Vaneau駅より徒歩1~2分、#13 Duroc駅より
    徒歩5~6分
  
    アトリエの周辺はお洒落なパリ左岸サンジェルマン界隈の中でも
    賑わう高級デパート、ル・ボンマルシェから徒歩6~7分の治安の
    良いカルティエに存在。
    お花のレッスンの前に周辺の可愛らしいカフェや雑貨屋さんで
    お買い物も楽しんで頂けるのでとっても便利です♪





$パリの花 パリのフローリスト-atelier Tige atelier Tige Paris
アトリエティージュパリはパリの花をテーマに、お花のレッスン
 各お花に関するオプショナルツアー、市場見学、雑誌の撮影や
 イベントプロデュ―スなどをフローリストパリジャンの仲間たちと
 共に手掛けるお花のアトリエです。

 Contact:
atelier Tige Paris Cours d'art Floral
17, rue St-Romain 75006 Paris France
Phone:33(0)1.45.83.97.84
Siret(事業登録番号)478 969 934 00015






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