ご縁と幸運を掴むタイミングそしてそれを未来に繋いで。。 | パリの花 パリのフローリスト

ご縁と幸運を掴むタイミングそしてそれを未来に繋いで。。

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今週もあっという間に1週間を終えて週末のパリを迎えています。
こんにちは!atelier Tige Parisの金本 久美です。

この1週間は月曜日にいきなり日帰りでロンドンに出向いたり
お花のレッスンや市場見学、エステルさんとの招待レッスンなどで、
あっという間に過ぎてしまいました。

夏のバカンス前から引き続いて、多くのお花留学生のかたや
プロフェッショナルになるべくお勉強に励んでいる素敵な女性たちと
お花を通して多くの時間を一緒に過ごさせて頂いています。

つい最近ある出来ことからふとこんなことを思いました。

現在お世話をさせて頂いているお花留学生の生徒さんが
長いこと研修生を引き受けるのをストップしていた、あるお花屋さんで
この秋から本格的にスタージュ生として通い出されました。

このお花屋さんと生徒さんとの出会いは、たまたまTigeのお花レッスン中に
研修先についてご相談を受けた際に、長年のパリでの経験から
一人の元お花研修生の先輩として、僭越ながらアドバイスとこちらの
お店の情報を渡させて頂いたのです。

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Tigeの希望としては、特に長期でフランスにご滞在されて
じっくりお花の勉強、そして研修をされる方にはまずご自分でイニシアチブを取って
自分のフランスでの花の勉強の仕方、身の置き方を率先して模索して頂ければと
思っています。
その中でお手伝いが出来るように、日頃フローリスト仲間同士で耳にする情報などは
その都度ご希望の方にはお伝えするようにしているのですが、
研修希望先に一緒に同行して研修のお願いをするようなことは控えています。

なぜならば、花の研修生のおひとりおひとりが自分で開かなければならない
最初の扉だからです。

以前にお世話になったある大御所フローリストの一人がこう話してくれたことが
あります。

「手紙で送られて来た履歴書だけではその研修生を採用するかどうかは
 決定しません。実際に会ってその語学力、モチベーションなどを面接の中から
 見させて頂いて決めるようにするのはとても大事なことです。」


確かに同行者や誰かに依頼をしてお願いを研修先希望のお花屋さんに申し出ると
そのお店の責任者の方は、実際に研修をする方の「人となり」というものを
知るのがなかなか難しくなります。

そして実際に研修が始まって同じ空間を共にするのは、その研修生の方ご自身であり
そのお花屋さんの責任者であり、スタッフの方々になります。

もちろん仕事が始まってからは同行者の方はその場にいることは出来ないので
そこで本人の語学力や積極性が満たされていなくてコミュニケーションに影を落とすと
採用を決めたお花屋さんの責任者の方も問題を抱えることになります。

Tigeも研修時代、研修先が決まるまで毎朝起きてはお花屋さんリストとにらめっこして
足を使ってお店を巡り、自分の好きなテイストのお店を探し出し
毎回扉を叩いていました。

責任者の方に直接話をしなければならないので、語学力も見て頂けましたし
花への情熱も感じ取って頂けたような気がします。

そして何より行動力!

気になるお店があったらすぐにアプローチするように心がけました。
当時はほとんどのお店に研修生があまりいなかった時代なので、
あまりもう席がない。。ということはなかったのですが
その替わり、研修生を受け入れたことがないお店が圧倒的に多くて
日本人の扱いがわからないから。。という理由だけで断られることもただ有りました。

先にお話に出たお花留学生さんも、お花のレッスンで話題が出た翌日に
もうお店を見学に訪れ、幸運なことにも店主とすぐに話をすることが出来たという
経緯があります。

ちょうどそのとき長い研修生がいない期間を経て、そのお花屋さんの店主が
また研修生を採用しても良いかと考えていた時期と合致したようです。

その状況を伺ってすぐに再度Tigeの方から小さなアドバイスをさせて頂き、
それに従ってこのお花研修生の方はすぐに学校と連絡を取り、全ての書類を取り付けて
手続きを完了させたのです。

秋が始まり、夜にメールを開くと
このお花研修生の方から、とても嬉しいお店での仕事の様子を知らせて下さる
お便りが時折届くようになりました。

それを開けて拝読させて頂く度に、「この素晴らしいお花研修の時間は
何よりもこのご本人が勇気を持って行動して、幸運を手繰り寄せた賜物だ」と
実感させて頂けるのです。

自分で動いて情報を引き寄せ、そしてその絶妙なタイミングを
しっかり自分の人生の中に生かして行く。。

Tigeもその心がけはいつまでも忘れないでいたいと思います。

確実な情報収集と自らの行動力、そしてそのタイミングが巡って来た時に
ストレスなくその舞台に上がれるための前準備としての自分の育てかた。。
そんな方が次の扉をどんどん開けるのではないでしょうか。

夢を叶えるのには情熱だけでは到底難しいこと、
その前に冷静に自分がしなければならないことを
じっくり考えて行きたいものですね。

自分のことだから人任せにしない。。だからこそ全ての経験を終えて
日本に戻った時に、その厳しいお花屋さんでの修行やパリでのレッスンを受講した日々が
崇高になり「海外のパリで勉強をした」と人様に胸を張って言える力となるのでは
ないでしょうか。

一目置かれるような職人になるには近道はあり得ないのです。

皆様おひとりおひとりに素晴らしい可能性と未来がこれからも続きますように。。

Tigeもパリで頑張っています!



パリの土曜日から。。
atelier Tige Paris
金本 久美

ひとこと♪写真のお花の作品は先週の集中レッスンで生徒さんが挑戦されたものです。。


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 $パリの花 パリのフローリスト-atelier Tige 
   【 atelier Tige Paris 所在地♪ 】

   ・adresse&Phone:
   17, rue St-Romain 75006 Paris France
     フランス国番号33(0)1.45.83.97.84   

   ・Metro:
   #10 Vaneau駅より徒歩1~2分、#13 Duroc駅より
    徒歩5~6分
  
    アトリエの周辺はお洒落なパリ左岸サンジェルマン界隈の中でも
    賑わう高級デパート、ル・ボンマルシェから徒歩6~7分の治安の
    良いカルティエに存在。
    お花のレッスンの前に周辺の可愛らしいカフェや雑貨屋さんで
    お買い物も楽しんで頂けるのでとっても便利です♪





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アトリエティージュパリはパリの花をテーマに、お花のレッスン
 各お花に関するオプショナルツアー、市場見学、雑誌の撮影や
 イベントプロデュ―スなどをフローリストパリジャンの仲間たちと
 共に手掛けるお花のアトリエです。

 Contact:
atelier Tige Paris Cours d'art Floral
17, rue St-Romain 75006 Paris France
Phone:33(0)1.45.83.97.84
Siret(事業登録番号)478 969 934 00015






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