世に棲む日日/司馬遼太郎 | Atelier Saki (アトリエサキ)

世に棲む日日/司馬遼太郎

高杉晋作、享年29歳。
1人の人間がこれほど濃密に主体的に
世を生きたことに圧巻、感動。

幕末を長州藩主体で
読んだのは初めてです。

京、江戸での出来事に
長州の人間は必ず登場するし
維新後も爵位を得、政府中枢で
要職についてるなんてのも
教科書で読んでますが、
西の長州藩での攘夷が
これほど目まぐるしく
激しかったとは。
まさに幕府と戦争だったんだ。

話は吉田松陰から始まりますが
天才、その思想は「狂気」

脱藩、密航だとか、
奇才の考えることは…
28歳で刑死、若過ぎる。

にしても、元千円札の伊藤博文が
高杉らとこんなに修羅場を
潜った志士だったとは!