日本人って、
陽気で、

いつもご機嫌だったそうです。


よくいう、
愛想笑いではなくて、

本気で爆笑!!!の
絶えない社会だったみたい。



400年~150年前、
江戸時代のはなし。

超、意外。



よく言う、
”失われた日本”に対する、
”ほんとうの日本”が知りたくて、

江戸時代の、
外国人滞在者のレポートを
読み漁ってます。



一番下層のひとたちも含めて
すごく幸せそうで
ご機嫌なひとたち、

そんな風に外国人の目に
映ったそうです。



そして、
気まずい場面、

悪態をつくような場面で

爆笑するひとたち。





ある日本人が、
初めて世界地図を見せられて、

日本が小さいことを
示された時の反応は、

爆笑(笑)。



役人も庶民も爆笑(笑)。




人力車が数台
たむろっていて、

お客さんらしき人が
近づいてきたので、

くじ引きで(かわいい!)
誰がお客を取るか決めたのに、

お客さんは
通り過ぎて行ったとき、

爆笑。


当たりをひいて、
残念だった人、
一緒に爆笑。



人々の規制をしようと
やっきになっていた役人、

うまくいかず、諦め、

爆笑。




そんな明るいひとたち、
ほんと大好きだ・・・


明るくて、
客観的で、

強いひとたち。




他に、意外だったこと。






日本人は、のんびり屋。




ゆったり仕事を
していたみたいだし、

好きな時に休んでいたみたい。




その悠長さに
イライラした外国人に
急かされても、

マイペース。





神経張りつめ、
あくせくと、

疲労疲弊しながら仕事をする・・・・ 

ということと
無縁だったみたいで、


仕事・プライベートを問わずに、
ゆったりと楽しく
日々暮らしていたよう。





町を歩いていると、
何もしていない日本人に
よく出くわすって。



火鉢を囲んで談笑してたり、
ぶらぶらしてたり、

何か面白いことがあると、
ワッと集まってくる。


この人たち、働いてるの?って
思われたみたい。






こんな国民じゃ、
社会の工業化は無理だろう・・・・

そんな風にも思われたり。



できました、工業化。
捨てました、日々の喜び、


・・・・・にっぽん。




のんびり屋だけど、
決してなまけものじゃない。






当時すでに、
世界水準1位くらいの、

仕事をしていた人たち。




仕事を、生活を、愛

していたんじゃないかなあ…












もひとつ、
意外だったのは、

子どもに甘かったってこと。




大人たちは、
子どもがかわいくてかわいくて、

”盲目的”とも言えるような

愛を注いでいたそう。





道路のど真ん中で遊ぶ子ども。


ほほえみを向けながら、
大きく迂回して通る
馬車や人力車。



子どもに対して
かんしゃくを起こしたり、

泣いたり怒ったり
すねたりしている子どもを

まず見かけなかったって。




幼い子供は
家庭の暴君のようだって
言ってるレポーターも。


なのに、
一定の年齢(6才から10才)を
過ぎると、

世界中でもっとも、
礼儀正しくて優しい、

”よくしつけられた”子どもに
なってしまう。



外国人は頭をひねって、

親は教育もしつけも
〝していない〟んだから、

こんなに素晴らしく
育った子供たちは、
親に感謝しなくていい、


そんな発言もあった。



今でこそ理解される、
最新の教育法だよね。






乳ばなれもかなり遅くて、
平均3さい、
長い子で6才まで
おっぱい飲んでたみたい。


離乳が数か月早いの遅いのと
大騒ぎしている現代とは
大違いの、
おおらかさ。




子どもが、
”常に”
大人社会の中にいたっていうのも、

びっくり。




夜遅くまで、
大人が集まって
飲んで食べているのに
同席してるばかりか、

会話に加わってたり、



仕事場にもついていって
遊んでいたり。



お父さんが数名
赤ちゃん抱っこして
並んで座って談笑、

そんな場面も多く、


イクメン当たり前🤭




寺の鐘をつきまくったり、



舞台の休憩時間に
幕に降りた舞台に
潜り込んで、
何もかも見せてもらったり、

やりたい放題(笑)。



でも舞台中は静か見てるし、

むしろ、
子供役者が
大人顔負けの演技。









日本中、
どこに行っても、
どんな場所でも、

たくさんの子供を
見かけていたそう。








子どもに
冷たかったり厳しかったりするのは、

ここ100数十年、
近代化の遺産だったんですね。







子どもの権利、
子どもの自由、
子どもの教育と騒がれてるけど、

すでに、


たった150年前、
解決済みの問題だったんだ。








限りない愛情を、
家族と近所の人に注がれ、

何でも見て、

模倣で学び、


自分の歩調で
のびのび育っていた子ども・・・・ 



シュタイナー教育の理想じゃん!










教育に疑問を持って、
興味持って、

シュタイナーとか
インディアンとか


求めて学んでたけど、

灯台下暗し。








日本で日本人の教育に携わるなら、

まず日本を知らなくてはいけない。





そんなことを、
改めて実感するエピソード。


日本に根差した、
日本人に合った教育、

ますます研究していきたいです。










話がそれたけど、
日本って、ほんと、

自然も、文化も、

そして国民も、


すばらしかったんだなーと、
読むほどに思います。






日本に対するイメージって、
この30年しか
自分で見てないわけで、

ここ90年のうちに
生まれた人しか
知らないわけで、


正直ネガティブだった。


”日本人”、特に惹かれなかった。





でもでも、いまじゃ、

にほん、にほんじん、
大好きです☺️



めっちゃ、ナイス。

かっこいい!!









過去形なのは切ないけど、
失ってまだ、
150年しかたってないし。


一度はそうだったわけだし。


これからまた
手に入れられないはずがない。








実は、

陽気で、

のんびりで、

知的で、

子どもの教育にたけてる
日本人。









日本があんなだったなんて、

ひたすら、嬉しい!





出典☆『逝きし世の面影』渡辺京二



20121225日に

facebookに投稿した記事でした。


3000近いシェアがありました😲


2019年8月加筆修正◎









あとねあとね、






世界最高の識字率、



建築や陶芸などの

技術も世界一、



世界最大級の都市、

しかも環境問題なしで、

大きな街なのに、

まるで庭園か森にいるような

自然と一体化した

しかも清潔で美しい、

完成された都市、



教育問題も解決されてる、



ジャパニーズスマイルで有名な、

明治には絶滅したと言う、

愛にあふれた眼差し、

〝とろけるような愛の瞳〟



どの場所も

田舎も街も

ことごとく美しくて、

ヨーロッパの美しい街から来た

人たちも、

日本の方が美しいと

大絶賛、

すっごい異国なのに、

もう帰りたくないと思うほど。



アナスタシアの言う、

愛の空間、

愛の眼差しで

あふれていた国、


国丸ごと!!!!







他にもいっぱあるーーーーーーー
紹介しきれない、

本読んで〜〜〜〜〜〜〜




わたし泣いたもん、

この本読んで、

嬉しさと、

失われた悔しさに。





でも取り戻せる。


取り戻す!!!!!

















この本に引用されてる

珍しい、

日本人による著作、


『名ごりの夢』今泉みね著

『武士の娘』杉本鉞子著


も大好き❤








前者は

江戸時代から昭和まで

生きたおばあさんの回想録。



後者は

明治時代から昭和まで生きた、

アメリカへ嫁に行って

(日本人の元へ)、

途中夫を亡くし、

女手ひとつで

ニューヨークで働き

子供2人育てたキャリアウーマンが、

雑誌に連載した(英語で!)

ものをまとめた本!



こちらも最高です👍✨✨✨














クリックありがとう💓