はたこうしろうさん、絵がうますぎる。
猫ちゃんたちが可愛すぎる。
お母さん猫のファッションも素敵すぎる。
鉛筆で、さくさくっとデッサンして、アクリルカラーをさくさくっと塗って。
かなりスピードがないと、このタッチは出ないと思うんですが。
でもさくさくっと、こんな完璧な絵が描けてしまうのでしょうか。
パイが焼きあがったときの、けむりもくもくなんて、芸術的としか言えない。
すごいなあ。
マザーグースの詩を元にした、お話も可愛いです。
部屋をちらかし、手ぶくろが見つからなくなってしまった、こねこ3びき。
お母さん猫に叱られます。
「もうパイはあげませんよ!」
にゃうにゃう、と鳴きわめく、こねこたちの愛くるしい表情。
まもなく、てぶくろは見つかり、大喜び。
「それじゃあパイをあげましょう」
パイを頬張るこねこたちの、またまた愛くるしい表情。
が、手ぶくろをしたまま食べたせいで、手ぶくろにジャムがついちゃった、クリームもついちゃった。
ふたたびお母さん猫に叱られます。
しょんぼりするこねこたちの、なんともいえず愛くるしい表情。
でもえらいこねこたち、自分で手ぶくろを洗いますよ。
しかし猫ちゃんに手ぶくろなんて、可愛いことを考えたなあ、と思ったら。
英語の詩では、mittens(ミトン)とkittens(子猫)で韻を踏んでいるんですって。
なるほどです。