まだ正式な名称は決まっていないので、今後『ふたり展』と表記します。
本日の初打ち合わせで、相手作家さんのご了承を得ました。
発表します。
デンマーク刺繍作家のMalikoさん。パチパチパチ。
専門は白い刺繍ホワイトワークです。
デンマークに留学し、本格的に技術を学んだ、Malikoさんの刺繍は、神業というのもありきたりすぎるほど精緻で美しく、本来なら私と組んでもらえるようなレベルではないのですが、友だち、ということで、長年の夢がかない『ふたり展』を開催できる運びとなりました。
Maliko先生、とお呼びすべきところですが、友だちのよしみで、このブログでは、普段呼んでいるように、Malikoさんと呼ばせて頂きます。
2017年の秋、10月か11月頃を目標に、準備していくことになりました。
私の作品のいくつかに、Malikoさんの刺繍を合体させもらいます。
このレース、見覚えがありませんか?
「カフェアート」に描いたレースをそのまま再現してもらったものです。
まったく同じ。
そんなことができるの?! とびっくり。
いい加減に描いたのに…。
コラボすることにより生じる一番の問題点は、Malikoさんの作品と私の作品を合体させることにより、私の作品の価値は上がり、Malikoさんの作品の価値が下がる、ということなんです。
この絵の販売価格は3,500円でしたが、Malikoさんの刺繍を貼り付けると…。
ああ、想像もつかない。
大負けして、1万円くらいにしてくれないかしら?
Malikoさんと交渉してみます。
ちなみにMalikoさんの作品は、一番小さなものでも10万円は下りません。
テーマを「赤ちゃんの部屋」にしようかと考えているので、以前作ったベビーシューズを持ってきてもらいました。
可愛い~。
すごおお~い。
娘が赤ちゃんだった頃を思い出して、ついほろり。
Malikoさんがお持ちだった、ご自作の筆入れ。
すでに使い込まれているので、多少、糸が毛羽立っています。
写真では伝えきれませんが、この見事さを、おわかり頂けるでしょうか。
目を凝らさないと見えない布の織り目に、素早く正確に一針ずつ刺していくその様に、鳥肌。
最後に、さっと取り出したハサミは、Malikoさんの作品「はさみ入れ」に入っていました。
原寸4センチくらいでしょうか。
留め金にもこまかーな細工がしてあり、私は思わず「Malikoさん、頭、大丈夫?」と大変失礼なことを言ってしまいました。
だって普通じゃないんだもん。
ウィンナー少年合唱団のフェルトも、大きさは私の試作品の2分の1サイズで、縫い目は3分の1です。
小さくて可愛いMalikoさんの作品
私の。
ガサツでいい加減な私が、この先、どれほどMalikoさんにご迷惑をおかけするかと思うと、気が遠くなりますが…。
どうぞみなさま、『ふたり展』にご期待ください。
Malikoさんの作品は、こちらのブログでご覧頂けます。