ある日の小学生クラス。制作の前に、冬の屋外で目にする雪や氷の様子を写した写真をみんなで見てみました。霜柱、バケツに水を張って作る丸い氷、道端の凍った水たまり。雪がたくさん降った年に砧公園でつくった雪だるまには、みんな驚いた様子。雪がまたたくさん降ったら、雪だるまやかまくらをつくりたいねと思いを巡らせていました。

 この日はもう一つ、冬のアイテムとしてみんなになじみのある手袋を題材にした新美南吉の「手ぶくろを買いに」を読み聞かせしました。黒井健さんの美しいパステル画を子どもたちに見てもらいたかったのと、きつねの子の体験を通して語られる人間の優しさ・温かさに触れてほしいなと思ったからです。

 きつねの子がいよいよ一人で手袋を買おうとした時に、自分の手をうっかり店のおじさんに差し出してしまった場面では、「あ!」と驚いた顔で声をあげる子も。昔の文体で書かれたバージョンのものを読んだので、ちょっと分かりにくい部分もあったようだけど、お話や絵からみんな何か感じるものがあったら嬉しいな。

 その後はアクリル画の続きをしたり、ひっかき絵の第二弾をしたり。疲れたら手を休めて、それぞれの小学校の話をしたりするのも楽しいね。学年によって制作するものが違ったりするので、時間内に完成する子もいれば、回を重ねてじっくり制作する子もいます。それぞれが自分のペースで進めながら、和やかに創作の時間を楽しんでいます。