ひっかき絵(スクラッチ)に初挑戦 | こどもの絵画造形教室 アトリエ One〜世田谷区用賀・経堂・千歳船橋

こどもの絵画造形教室 アトリエ One〜世田谷区用賀・経堂・千歳船橋

世田谷区にある子どもの絵画造形教室です。
楽しくのびのびと描いたり作ったり表現したりするなかで、子どもたち一人ひとりの個性がすくすく育っていくことを大切にしています。

 幼児クラスのひとコマ。今月から入ってくれた幼稚園生さんが体験レッスンに来てくれた際に、絵本で見たひっかき絵に興味があると聞かせてくれていたので、初挑戦してもらいました爆  笑

 いろんな色のクレヨンたちが大活躍するその絵本、最近は見ていないとのことだったので、実際に手を動かす前にまずは絵本の読み聞かせをしました。

 その後、手にしたクレヨンに問いかけるように、クレヨンの気持ちになったように、即興の歌を楽しそうに口ずさみながら画面いっぱいにどんどん描いていきました。

 線でいろいろ描いたら、その上から面でいろんな色を重ねて、いよいよ黒いクレヨンで画用紙全体を塗りつぶしていきます。これが子どもにとってなかなか新鮮で面白い反面、手をたくさん動かさないといけないので疲れるんですよね。案の定途中で「疲れた〜」と声が出たので、塗っては休みを繰り返して塗りつぶしていきました。

 そして念願のスクラッチ!竹串で画面をひっかくと次々現れる鮮やかな色彩に歓声があがります。絵本の中では黒い画面に花火が描かれていたので、ひっかいて描く前に花火の写真をいくつか見せました。本人も大きな花火を見たことがある!花火を描こう、と言っていましたが、実際に描き始めると花火はほんの一部で、自分の好きなように描いていきました。意図して描いた部分もあれば、意図せずひっかいて表れた形や色から連想して「虹だ!」「これはバッタだよ。園庭にいるの」と意味付けしていく様子も見られました。

 日常の中で見たもの、関心をもったものが子どもの頭の中にしっかり入っていて、それらがこうした美術的な活動の中で立ち現れてくるのを見られると、傍にいる私もとても楽しく豊かな気持ちになります。