4月27日(土曜日)

石の勉強会が終わり、

午後から左京区岡崎の細見美術館で開催中の

「ときめきの髪飾り おしゃれアイテムの技と美」に行ってきました。

 

坂東玉三郎さまが「天守物語」で着た衣装や簪、

「澤乃井櫛かんざし美術館」に収蔵されている祇園の芸妓で、

後に東京の料亭で女将となった岡崎智子(1924~1999年)の

櫛や簪のコレクションが紹介されています。

江戸時代の髪型模型、筥迫(はこせこ 化粧ポーチ)、

紅板(リップパレット)などの工芸品等も展示されています。

 

私は古い時代の櫛・簪に使われている

べっ甲や象牙、蒔絵、螺鈿に興味がありました。

 

べっ甲はタイマイ(玳瑁)という亀の甲羅を使ったもので、

中でも白甲は甲羅のごく一部分でしか採れない

飴色をした美しい貴重なべっ甲です。

象牙細工はやアフリカ象の牙で作られるものですが、

亀さんも象さんも乱獲で絶滅の恐れがあるため、

ワシントン条約で輸入が規制されています。

 

昔は裁縫のヘラとか、

印鑑などは象牙だったことを考えたら、

どんなに乱獲されたのだろうかと、

人間の欲望には限りがないのだと残念です。

 

駅からエレベーターで地上に上がると古川町商店街の前です

ランタン祭りをしていました

 

ロームシアター(京都会館)の西側に細見美術館があります

 

「ときめきの髪飾り おしゃれアイテムの技と美」を開催中

 

おぉ~っ、細見美術館太っ腹 写真撮影OKです

 

坂東玉三郎さまが天守物語で着たお衣装 すごいですね

 

べっ甲で作られた櫛とかんざし

 

こちらは象牙製です

 

鶴文蒔絵螺鈿櫛・笄 

螺鈿細工に使われている夜光貝が美しいです

 

ポスター 細見美術館では展示テーマごとに展示室を巡ります

 

展示室移動は階段を使ってです ちょっと大変だわ

なに、このモダン建築は!?

 

銀と珊瑚で作られた鳥かご型かんざし

 

「桜狩嵌装(がんそう)象牙櫛 柴山銘」

 

姫様の御嫁入道具

 

お化粧道具です

 

源氏物語図紅板(リップパレット)です 

奈良の方がお好きな題材ですよね(^^♪

8月4日(月曜休館)まで開催されていますので、

よろしかったら見に行かれたらと思います

 

紅筆 紅板 贅沢な化粧道具は姫様が使われていたのでしょう

 

伊勢物語武蔵野蒔絵櫛とペアの伊勢物語武蔵野蒔絵印籠

 

素晴らしいコレクションでしたね。

ジュエリーも好きだけど、

おしゃれな小物を見るのも好きです。

この後は蹴上浄水場のツツジの一般公開を見に行くことにしています。

続話は次回に。