『優しい瞳の先に』
中学1年生 澤井和奏さん


F10キャンバス・アクリル絵の具



【制作意図】

この作品は異世界のような場所をイメージして作りました。
実際には無い世界なのであったらこんな感じなのかなと想像して描く事が難しかったです。
特に頑張ったのは毛並みや木、葉などです。

初めてキャンパスに描くので緊張もしたし、不安に思う事もけっこうありましたが自分なりに頑張れたんじゃない かと思います。

また、色を重ねて塗ることで普通の絵とは違って本物に近づけたり、葉の色を塗るだけでなく葉脈を細かく描くなど工夫しました。

わざと正反対の色を使ったり、向きに気をつけてみたり、所々絶対無いような模様の花を描いて異世界感を出しました。
色々難しいこともあったけど頑張ってこの作品を作れたので良かったです。




描くことに夢中になれる和奏さんは、そろそろ完成?と声をかけなければ、静かに永遠と描き続けているような女の子です。

初めてのキャンバスでしたが、常に筆を動かし楽しそうに描いていましたね。
マットな葉っぱの色の重ね方が面白いです。

蝶が舞い、優しい瞳の仔鹿が住む世界に一歩足を踏み入れたら、
物語の世界に紛れ込んだような不思議な気持ちになります。
そして、絵の中の仔鹿はお顔もたたずまいも作者の和奏さんによく似ています。

この絵を玄関やリビングに飾ったら、ご家族のみなさんを癒し、仔鹿の瞳に見守られている幸福感を味わうことでしょう。