先生が地方に来る意味

いまさらわかった気がする。


先生がその御身を呈して
伝えようとしてらっしゃるもの。

与えようとしてくださっているもの。

今更ですが。

私たちはわからんちんで、ヒーリングもろくにできない。

先生から見たら、コオロギに芸をしこむような途方もない労力。

それでも、コオロギが死なないように


先生が自ら鳴いてみせてくださった。

「こうやって鳴くんだよ。こうやって届けるんだよ。」

「みんなが生きていくためだからね」

惰弱な背骨を引っ張り上げて、ホワイトボードの前に立たせてくれた。

この世界で、心からの苦言をくれる人などいません。

理解できないからぶつける中傷
保身のためのつまはじき
嫉妬から来る酷評

虹ですらそんなものと戦ってきた。

先生はもっとひどいバッシングも受けた。

それでも、雨も風も自分で引き受けて
足場を整えて私たちにくれた。


じゃん

自分は先生に愛されてない、と思う人は
自分が先生を愛してないんだぜ。

ちょっと前の私のことだけど。