これは少し前に撮ったもの。

こちらは去年の秋に撮ったもの。

黄色く色づいた葉を
これでもか、というくらい
身にまとう姿も

季節を超えて
葉が散ったあとの
幹と枝だけの姿も

変わりない同じ銀杏の木

ついつい
ドレスアップした姿ばかり
注目してしまうけど

今は次への準備が
この大木の中で
数えきれない枝先でも
淡々とすすめられてる季節

その姿は
秋の壮大な感動とは違った
心の奥に届く力強さを
与えてくれてる

と、思いました。

.

紅葉して華やかになれるとき
たわわに果実を実らせるとき

すべてなくなり
次の機会を待つ準備のとき

やっと新芽が出て
だんだん新緑の柔らかい葉を身につけて
希望を感じるとき

あたたかく感じる太陽の日差し
同じ日差しでも暑すぎてつらいとき

必要だとわかってても
降り続く雨が止んでほしいとき

雨風が止んで
見えた青空の晴れ間

.

日々いろんなことが起こるけど
私自身にも
四季があり空がある

人間もおなじなのに
忘れてしまうこと

教えてくれるのは
言葉を使わず
静かにおだやかに生きる存在

大きなこの季節の銀杏の木と
私の日々を照らし合わせて
そんなことを思ったのでした。

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私の中にもある、四季と空