のお話。
最近はネットで色々な情報が手に入って、DIY男子としては本当に重宝してます。
興味のある方はほとんどいないと思いますが、自分が見つけたページが英語だったので、日本の方に役に立つように作り直してまました。
今回分解したのはleaf aptus 75s というデジタルカメラバック。↑はレンズとカメラ本体とバッテリーグリップ、デジタルバックなのですが、カメラ本体の後ろに見える四角い部分が今回のそれ。
中判のカメラに取り付け、現状で最高1億万画素のものが存在するのですが、これは10年くらい前のもので3300万画素、発売当時は4~500万円したのです。
今回の分解の目的はこのカメラの内部の電池交換。
この内部電池がなくなると、カメラの日時情報が電源を切るたびにリセットされ、撮影情報の日時がデタラメになってしまうのですが、メーカーに頼むと数週間かかり、さらに費用は送料等も含め十万円以上という噂。
それが実質54円で
という内容です。
興味のある方だけお読みください。
さすがに失敗すると数十万円の損失かと思い、躊躇しましたが、やってみると意外と簡単でした。
まず初めに、デジタルカメラの命、センサー部分をマスキングして、おきます(写真用紙とパーマセルテープでしました)。そして、緑色の矢印部分の六角穴ネジを6本ゆるめます。
外すときの写真を忘れていたのですが、センサー部分アッセンを浮かし上げ、隙間から青①と②の配線を外します。↓の青①と②につながっています。
細い精密マイナスドライバーなどを使って、無理な力がかからないようにやってください。
銅線が切れる分には簡単に半田付けできますが、青①のようなフレキシブルケーブルは切れると修復が非常に大変です(以前やったことがあるのですが、苦労しました)
そして、配線赤③④⑤⑥を外し、緑色の矢印にあるプラスネジ3本を外します。
そして、基盤を持ち上げて取り外すのですが、パソコンのIDEケーブルのような接続端子に押し込まれているので、基盤を水平にしたまま少し力を入れて引き抜くようにします。そして見えたのが↓2番目の基盤
次に、矢印のネジを外し、1枚目のと同じように基盤を取り外します。
これはパソコンの内部でマザーボードなどを固定するために使用されているものと同じ六角スペーサーネジ。隙間が狭いので、自分は家にあった六角穴ボルトのヘッドを旋盤で加工して作りましたが、多分専用のものを売っていると思います。
そうすると見えてきたのが↓電池が取り付けてある基盤
赤色の矢印がボタン電池CR1220。矢印の六角スペーサーネジを外すとついに、
と交換可能に。
電池は百均で2個セット108円。
後は逆の手順で、組み上げていくだけ。
起動後、時計のリセット問題は解決。
ン万円の修理費用と修理時間がお得になりました。
同じような問題をお持ちの方、参考になりましたでしょうか?あくまで自己責任で、と良く目にしますが、そんな感じです。
日本語での検索ではこんなことをしたという情報は誰も書いていないようでしたが、英語での検索で一人だけみつけました。
本当に便利な時代ですね。フリーのgoogle翻訳も割と正確ですし、自分のようにお金と時間をかけて英語・フランス語を勉強する人はそのうちいなくなるんでしょうね。
ちなみにphase oneのPシリーズでも内部電池の問題はあるのですが、phase oneの場合はコンデンサが電池の代わりに使われているようで、最近見つけたサイトには24時間IEEEケーブルでパソコンに繋げて下さい、と書いてありました。
以前手放したP45+にはその症状が出てたのですが、試してみればよかったなぁ。
というわけで、
ここまで読んでくださった方。
ありがとうございました。