絵付
時々ピアノ~
PIANO FRAGRANCE
Rieko-style
【坂本龍一さんに感謝を込めて♪】その2
《 自然讃歌 》The Collaboration Version
映画「ラストエンペラー」のテーマ曲に乗せて


中国最後の皇帝を描いた壮大な映画のテーマ曲♪
それはあまりにも中国という大国の印象が強く
他に私の想像が入り込む余地がないと感じていました。
坂本龍一さんの音楽の神秘的なコード進行や深く熱く流れるメロディの真髄には
途轍もない強靱でそして温かなエネルギーが秘められているかのようです。
たまたまですが、明治伊万里研究家であり
外貨獲得の政府の方針で海外に渡った明治伊万里を
日本にお里帰りさせるという偉業(その数2万点以上)を持つ
熱い明治伊万里愛
の蒲地孝典氏がシェア下さっていた
山水の描かれた自然讃歌の傑作と云われる高柳快堂作南画磁器

坂本龍一さんのこのテーマ曲と
生前に神宮外苑地区の樹木伐採に心を痛めていらした事が
ピタリと繋がりました。
山水南画の世界は
森や木々の大いなる恩恵に抱かれた中に
人々の暮らしが小さく小さく溶け込むように描かれています
。

有我之境、天我之境 を感じる世界観があります。
歴史が流れ現代まで護られた貴重な都会の緑
その空間がどれほど空気を清らかにし人々を憩い和ませる事でしょう。
美しい緑、木々の間を抜ける風、木漏れ日、木陰・・・

私よがりですが、その情景を壮大な山水南画に重ね
坂本龍一さんのラストエンペラーの曲に乗せて動画編集してみました♪

動画の高柳快堂作の南画磁器は
蒲地孝典コレクションの中より画像提供いただきました。
私の気まぐれな思い付きにお付き合い下さりたくさんのご協力をいただき
拙い演奏ですがコラボ下さった事に心から感謝申し上げたいと思います。
そして仰って下さったように
坂本龍一さんへのレクイエムになれば…と願います。
感謝
樹木のSOS

【神宮外苑地区の大規模再開発見直しを強く求めます】の巻
今年2023年3月28日に逝去された坂本龍一さんが亡くなる少し前に、
都知事、文部科学相、文化庁長官、新宿区長、港区長に
お手紙を出されている事を知りました。

いよいよ今年8月からは3メートル以上の高木の伐採が始まるそうです。
100年先の人々の理想的な生活環境を見越して植樹された先人の考察、
想いや愛国心
中には100年以上の樹木や戦火を奇跡的に免れた樹木もあるそうで、
樹木への崇敬の念を深く感じます。
伐採や移植される樹木は数千本とも言われますが、
伐採してしまってからではもう手遅れ…どうしたらよいのか、
今できる事があるか解りませんが、
草の根1人1人の方が声を上げる事がとても大切だと思わずにはいられません
。
坂本龍一さん「神宮外苑の再開発、見直すべき」と手紙で訴えたが…小池知事「事業者にも送ったら」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
ウェブサイト「坂本龍一と神宮外苑を心配する」開設。坂本の言葉や公式文書を閲覧可能 | CINRA
キャンペーン · 100年前の先人の思いを、坂本龍一さんの遺志を未来に繋ぎ〜神宮外苑の景観と樹木たちを未来永劫守りたい。 神宮外苑を「日本の名勝」に指定してください。 · Change.org
本多静六に学ぶ、未来を見据えた「明治神宮の森づくり」 | 鎮守の森のプロジェクト (morinoproject.com)
私は、結婚して今は東京都民ではないけれど、
東京中野区生まれ東京に育ててもらいました。
神宮外苑地区には絵付の母校があり5年間通いお世話になった緑多い大切な場所
。
老朽化した施設は危険が伴いますので建て替えはしていただきたいですが、
超高層ビルを建てるなどまるっきり神宮外苑の街を一新してしまう必要性があるのかしらと
思ってしまいます。その影に何千本という木々の伐採・・・
新たな若木の植林は素晴らしい事ですが、
樹齢100年もの先人に護まれてきた崇敬すべき樹木には叶いません
どうか、再開発の見直しをお願いしたいと思います。

※神宮外苑地区の再開発は神宮球場や秩父宮ラグビー場を立て替え、高層ビルも建設する大規模なもので、樹齢100年の大木を含む多くの樹木が伐採されるなど、自然環境や歴史ある景観が損なわれることが懸念されている。