昨日は、自閉症協会主催の講演会へ。
「障害を持つ息子へ
〜息子よ。そのままで、いい。〜」


毎日新聞の記者でありながら、自閉症の父親となり、

コラム「記者の目」として『うちの子 自閉症という障害を持って』を執筆。


毎日放送の転職後も新聞連載を映像化したドキュメンタリーを制作、JNNネットワーク賞を受賞。


一昨年、相模原での事件の直後にFacebookに投稿した個人的なメッセージが反響を呼び、

「障害を持つ息子へ」を出版。

 

決して、模範的な父親ではなかった、

奥様から気づくのが2年遅かったよ、と言われ続け、

障害を受容するのに何年もかかったという。

 

記者という立場から、障害を理解しようと試みるも、

取材先の厳しい現実を目の当たりにして言葉を失い、

健常児の息子が朝、自分を起こしにくる夢を繰り返し見ていた。

 

そんなご自身の振り返りを飾ることなく吐露されて。

 

母親目線でなく、職業人としての父親目線でのお話は、心に沁みるものがありました。

 

障害児を持つ母親のストレスは、特に自閉症の場合は、

健常児の3倍以上なのだそうです。

 

その上に、祖父母が昔の子育ての価値観を押し付けて

(善意がゆえに、当事者を余計に苦しめる)しまう構図。

 

幼少時の自閉症児を連れての外出は、謝らない日はなかった、という母親。

 

そういった過酷な状況から、無理心中という最悪の結果になっても、

警察が事情を「配慮」して匿名もしくは、真実が明かされないまま報道に情報が伝わり、

一般には全く知らされない、統計すらもない。

 

「無理心中」

 

このキーワードを探って、10数件の追った先に明かされた、

衝撃の事実を会場内でだけ、伝えてくださいました。

 

「障害は個性だ」


これは、「受容」の過程を経なかれば無意味だと、断言された神戸氏。

 

親も子も育つ時間が必要。

 

親が亡き後を悲観して、絶望してしまわないように、
他人との関わりの機会を根気よく試み、

本人の力をスモールステップで伸ばすための手段を持つ。

 

最後に、神戸氏が、息子さんとのLINEのやりとりを見せてくれました。


「言語を持たない」彼が、ITの力で会話ができるようになった。

と氏はとても喜んでいました。

 

単語の最初の1文字を入れるだけで「予測変換」の候補の中から、

自分の伝えたい言葉を選ぶ。

このステップが「できる」ようになりました、と。

 

忙しくて返事ができない時は、

「忙しいです?」と何度も送ってくるんです。

と苦笑する神戸氏の顔がとても印象的で。

 

本人や家族への配慮から「匿名」扱いになる障害者の報道。


加害者の憎悪ばかりが実名報道され、ネットを介して拡散されている。

 

そこに疑問を抱き、全国に呼びかけて当事者の姿を出した動画を制作。


Youtubeで公開されています。


「TBS ニュース 特選」で検索すると、放送された番組も見れます。

 

自閉症に関する、わかりやすい内容になっていますので、

是非一度、ご覧になってみてください(11分30秒)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3118996.html

 

もう一つ、神戸氏の詩を歌にした動画。

https://www.youtube.com/watch?v=Gx185A3TGJ4