ノートル・ダムに因んだ作品〜今までの活動、今後の活動〜 | 東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

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ポーセリンペインティング( 磁器絵付け)を中心に、国内外( フランス・パリ、東京・銀座)での展示会出展を中心としたアーティスト活動を行っております。また、少人数制のポーセリンペインティング教室、アトリエKを六本木で開催しております。(教室歴20年以上)



前回まで、パリでの展示会のオフ日にお散歩したノートル・ダム大聖堂についてご紹介しましたが、こちらをモチーフにした作品を企画展に出展しておりましたので、以前にもご紹介したかもしれませんが、改めてご紹介させて頂きます。


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幻想的な風景や、光と影をモチーフにした作品は、私の永遠のテーマでもありますが、フランスにはまさにそのテーマになり得るものが沢山あります。

企画展に参加している話が出て来た事で、今の私の活動を、この場を借りて、ちょっとご説明させて頂くと、10年程前まで、毎年、または隔年で、銀座や白金で個展や教室展を、トータルで10回近く、開催しておりました。また銀座や渋谷などのデパートの展示販売などにも参加させて頂きましたし、コンクールにも積極的に参加し、一応殆どの場合、参加すれば何かしらの賞を頂いて参りました。
また、銀座や代官山で開催される、幾つかのホビーアートのグループ展にも参加して参りました。

が、回を重ねる毎に、こういった展示会への参加…自分の描きたい、作りたい作品を制作し、発表し、自分の知り合いの方々にご覧頂く…というスタイルに、疑問も感じ始めました。

知り合いの方に、義理でお出で頂く感じに、どうしてもなってしまう部分があるからです。

故に、5年程前、それらのグループを全て辞めて、海外での活動や、ギャラリーの企画展に出展し、今までの活動を知らない、または子供の学校関係のママ友繋がりや親類縁者といった、個人的な知り合いではない方々にご覧頂き、評価を頂く…販売含め…事を、活動の中心にしていくようになりました。

なので、私にとって企画展に参加する事は、新たなる挑戦…殻を破りたい、画力をつけたい、といった想い…を意味します。


しかし、海外出展も先日の出展で、ニュヨーク含め10 回(うち9回はフランス) となり、毎年参加していたパリのパッサージュでの展示会も、展示販売としては今回が最後となり、また奇しくも、3〜4回程、個展、教室展を開催した銀座のギャラリーが、来春をもって事実上の閉鎖となりました。

10年程前まで、こちらで個展などを開催していた時の作品のモチーフは、子供の成長に由来するものが多く、ハリーポッターなど冒険やファンタジーに関するものも多かったのですが、その息子も、この春、ロースクール(法科大学院)を卒業し、司法試験を経て、この12月から司法修習生となり、来年からは、地方の裁判所での研修へと巣立って行きます。


そこで私も、来年は、新たな展開を考えております。まずは10年ぶりとなる個展を、今度はパリで開催するかもしれません。


しかし何にしても、現状に甘んじる事なく、変化を怖れる事なく、常に挑戦し、画力をつけるべく精進する姿勢は、変わらずに持ち続けたいと思っております。

故に、企画展には今後も参加して行きたいと思っております。…いわゆるコンクールの類は5年以上前に足を洗っております?が、出展することがメインの公募展などには出て行きたいと思いますし、何か新たな別のジャンルの企画にも参加できれば…と思っております。


企画展に出展した、ノートル・ダム大聖堂をモチーフにした作品から話が広がりましたが、今までの活動を振り返り、また新たな今後の活動について、今、考えている事を書きました。

長い記事におつきあい頂き、ありがとうございました。

パリでの展示会の模様や出展作品などは、近々改めて、多分何回かのシリーズに分けて、ご紹介させて頂きますが、年の瀬の慌ただしい時節柄、少しお時間を頂く事になるかもしれません。

ただ年明けすぐ、続けて二つの展示会に出展する故、そちらのアナウンスもございますので、それまでにはまとめさせて頂ければと思っております。


またまた長くなりました。今回はこれで失礼致します。