制作に行き詰まった時 | 東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

東京都港区でアトリエK六本木(旧白金高輪)を主宰しております石井香生里のブログです。

ポーセリンペインティング( 磁器絵付け)を中心に、国内外( フランス・パリ、東京・銀座)での展示会出展を中心としたアーティスト活動を行っております。また、少人数制のポーセリンペインティング教室、アトリエKを六本木で開催しております。(教室歴20年以上)

今日も暑い一日でした。
現在私は来週から始まる展示会に向けて、また新しいお仕事( 憧れのお仕事だったのですが、今でもまだ実感わかないのです…) に向けて、作品制作に勤しんでおります。
同時に6枚の絵を描いたり、あらたにまた3枚の絵を描いたり、かなり慌ただしいのですが、ずっと怒涛の制作をする中、昨日は、はたと軽いスランプ状態に陥りました。

昨日、描いては消しを繰り返した作品はこちら。
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前の晩から2枚同時進行で描いておりましたが、こちらの口が何度描いても上手く描けず、口を消してfb にアップした所、このままの方が良いというこご意見など頂き、なるほど~‼︎ と目から鱗でした♪

また昨日は、先日買って読んだ本を再読し、これも目からウロコというか、この本に出会えて良かったと思う内容でした。
その本はこちら
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この本の中には珠玉のメッセージか散りばめられておりますが、昨日感動したはこの下りです。

" 私が自由に作品をつくることができるようになったのは、戦後になってからのことで、三十代後半になっていました。初めて個展を開いたのは、戦後の混乱期で、四十歳を過ぎていめした。その後、四十三で渡米しましたが、この渡米がきっかけとなり私の作品は世界中広まることになりました。当時は、女性が仕事をスタートさせるのにはたいへん遅い年齢でした、自らを年齢で縛りつける生き方をすること方が、私には不思議でした。

こうして私が長生きしているのも、自らの人生を枠に収めなかったことが、幸いにして、精神的にいい影響を及ぼしているのがもしれません。"

制作に関しても、こうありたい、こうしたい思いにとらわれ過ぎず、しなやかにタフに描いていけたらと思いました。