体調と相談しながら行動する日々ですが、昨日はまた急遽二箇所の展示会に行って参りました。
そのうち一つの展示会では、匠の技から普段の生活を考える機会も持ちました。
まず一つ目は、ニューヨークのアートフェアにもご一緒したトールペインターの清水のぶこさんのお教室展、次は、パリでお友達になった輪島塗りの職人さんの伝統工芸フェアです。
まず表参道で開催されたお教室展の風景から。
そして、パリでお友達になった輪島塗りの職人さんたちが出展なさっている《いしかわ伝統工芸フェア》東京ドームシティ…先日ご紹介したテーブルウェア展のすぐ近く…で開催されてた展示会にも行って参りました。
パリでも偶然が重なり、色々なシーンでご一緒する機会があったので、人間国宝を嘱望されている職人さんたちでもある彼らと、私とは、置かれている立場など全然違うのにも拘わらず、戦友のような感じで、共感する部分も多く、お会いすると細かな事でも話しが弾み、ついつい話し込んでしまいました。
冒頭の写真は今回購入した輪島塗りのお箸ですが、長く使えて、使いこむ程に味が出るお箸ということで、安いものを使い捨てにして次々変えていくのではなく、少々高価でも、良いものを大切に長く使うという生活スタイルは、匠の技から生み出された工芸品を使う時の暮らしの知恵なのかな…と思いました。
新幹線開通で今後この地域も、ますます発展していく事と思いますが、華やかさと沢山の伝統工芸…輪島塗りの他にも山中塗り金沢塗りなどの塗りもの、九谷焼き、和蝋燭など沢山の伝統工芸があります…が根付き、職人堅気の堅実さが混合する、魅力的な地域だと思いました。
展示会の様子などまたこちらでもご紹介出来たらと思います。