今回私が出展したイベントは、パリ市、日本大使館、ジェトロなど主催で、パリの高級住宅街にある広大な公園というか遊園地のようなところで開催され、また時期も復活祭の休暇…日本のゴールデンウィークのような期間の開催でした。
私のような個人ももちろん参加していますが、京都市、沖縄県といった自治体で参加するブースも多く、福島の様子を展示…こちらは展示のみ…していたブースもありました。
なので、お客さんとしてお出で下さる方も、買い物しよう!!と意気込んでくる感じというよりは、休暇に遊園地に来た時に日本文化のイベントに興味を持つ感じです。
公園や広場の概念も日本とはまたちょっと違うのですが、また長くなるので次の機会にするとして、一言でいえば、公園が日本よりずっと生活に密着していて、カフェ文化同様文化的でもあり、一大イベント的お祭りです。
7月に行われるジャパンエキスポの一部のイベントも開催され、今回のイベントの来場者数は30万人と言われています。
このイベントで私が感じたことは、物に対する考え方、文化の違いです。
渡航前、前半組の方からフェイスブックを通じて、"カード社会なので現金をあまり持ち歩かないため、高額な作品(10€以上するもの)は売れない"と聞き、日本のデザインでちょっとスタイリッシュで低コストなものを、睡眠時間を削って沢山作りました。
前半組の方の情報は確かに一理あったのですが、実際には微妙にニュアンスが違い、作品、特にアートに関する者に対してとても考えが深いといかこだわりがあるということでした。
一つ一つの作品についてこの作品のテーマは何なのか、愛なのか、友情なのか、幸福なのか、と言ったことに非常に興味を示します。
また作品の好き嫌いもはっきりしています。
渡航前ひとつも売れなかったらどうしよう…と心配でしたが、初日まだ展示している最中に"これがほしい"と比較的大きな作品が売れ、最終的に販売用に持っていった作品はほぼ完売状態でしたが、上記のように売れる作品は展示前に売れてしまうのに、売れない作品は、いくら値を下げても残ります。
いくら小額の作品でも吟味に吟味を重ねて選び、また作品のテーマや何に使うのか、会話を楽しみながら買い物なさいます。
拙いフランス語で何とか伝えると、こぼれるような笑顔を見せてくれます。
作品のテーマ、メッセージに興味を持つというスタンス…ちょっと面倒だけれど大好きです。
今回本当に沢山の出会いや再会がありました。
どれも宝石のように素敵な想い出です。
切り絵をモチーフにした豆皿を大量に作り、きり絵のワークショップも行いました
折り紙を折って鋏を入れ開くと美しい模様の切り絵の完成
この段階でみなワォ!と驚嘆の声をあげます
手前の頭をシニヨンにしている女性は、現地のポスター用に私のプロフィールをフランス語に訳してくれた女性
訳が難しかったので、ホームページなど調べて訳してくれたそうです…感謝です
このイベントの関係者の方ですが、何度も足を運び、作品をお買い上げくださいました
セットもの複数ご購入くださいましたが、いつも"これはこんな風に使うといいかしら"とイメージを膨らませられます
うちお一人は、メールのお名前が私と同じkaoriです
仲の良いカップルでした
とっても陽気なグループでした
お小遣いで購入されました
お母さんへのプレゼントだったのかなぁ…素敵です
そして番外編
白い孔雀…とにかく優美なのです
羽根を広げる前一声鳴いて「私を見て~」という感じで羽根をひろげます
パリイベントのルポまだまだ続きます。
お楽しみに。